私は幾つかの銀行に口座を持っており、用途によって使い分けています。その中で、メガバンクの口座をメインバンクとして使っています。
この口座は会社からの給料振込や投資資金のストックに使っている為、お金の出入りが多い口座です。
過去にペイオフ対策で他の銀行にも口座を作りましたが、資金の移動が無い口座を増やしても管理が増えて面倒だったので、結局解約しました。
プライベートバンキングについて
以前プライベートバンキングに興味があり、メインバンクとして使用している銀行から富裕層向けサービスの資料を取り寄せてみましたが、詳しい内容は把握できませんでした。
最近はプライベートバンキングの事を「ウェルスマネジメント」と言うそうで、国内のメガバンクや外資系の金融機関が取り扱いをしているようです。
気になったので、日本で利用できそうなウェルスマネジメントについて、調べてみました。「最低預入資産」については、ネットで色々調べましたが、公表している数字が少ない為、正確性に欠けるかもしれません。
もっと少ない預入資産でも口座開設できる金融機関もある様ですが、今回調べた上記に挙げた5つは全て1億円以上の資産が必要になります。
私の場合、最近金融資産が1億円を超える様になったばかりで、全資産を預入すれば三菱UFJの口座開設は出来そうですが、それでも最低ラインぎりぎりです。
アッパーマス層の入口である3,000万円位あれば容易に口座開設できると安易に考えていましたが、現実的には結構ハードルが高そうです。
銀行からの突然の電話と金融商品の紹介
投資を始めて10年位経った時の話です。ある日本株を大量に売却し、数千万円の資金を一時的にメインバンクの口座に預け入れていた時がありました。
投資先の調査と精査をするために投資を一時的に中断し、運用資金をしばらく口座に放置していました。資金を預け入れてから1年位経ったある日、銀行から電話がかかってきました。
話を聞くと口座にかなりの現金があるので、銀行で取り扱っている富裕層向けサービスについて、直接会って説明したいという事です。
銀行で取り扱っている金融商品は、手数料が高く興味が無かったのですが、「富裕層向けサービス」という点が "プライベートバンキング" を連想させたので、時間を作って銀行に出向くことにしました。
銀行には就業後の18時に裏口から入り、奥を通され、支店長と担当者の方と話をしました。時間外で銀行員の方と直接話をしたのは初めてなので、特別感を感じました…。今考えると、田舎者ですねぇ。
詳しく話を聞くと、大きな資金が口座に振り込まれた事と資金が動かなかったため、問い合わせしたみたいです。
田舎の街では40歳代のサラリーマンが資産を増やしているケースは少ない様で、資産形成の経緯など色々聞かれました。その中で銀行が提供する金融商品の紹介を受けましたが、内容が理解できない商品ばかりでしたので、購入しませんでした。
ただ1つだけその銀行が発行している普通社債を500万円購入しました。銀行の普通預金より利率が高い事、運用資金に余裕が有った事、今後も良い商品があれば紹介して欲しいという下心があり、購入を決めました。
最後にプライベートバンキングについて尋ねてみましたが、余り詳しく説明してくれませんでした。今考えると、銀行との取引実績は乏しく、預入資金が足りていなかったので、相手にしてくれなかったのでしょう。
もしプライベートバンキングを利用したいのであれば、銀行との取引実績を作って、預入資金も最低1億円まで増やす必要がありそうです。当時の銀行の私へのイメージは、「金融商品を買ってくれそうな小金持ち」位のお客さんだったと思います。