少し前の記事で紹介しましたが、リタイヤまで数年も余裕が有りますが、リタイア後の引っ越しを見据えて、少しずつ身の回りの整理を行っています。
元々所持品は少なく、整理に時間がかからないと考えていましたが、CDだけでも段ボール1つ分ありましたので、これだけでも仕分けに労力がかかりそうです。
物が増えるとコストがかかる
不要な物が家にあると、場所が占有され、自分の居住スペースが狭くなってしまします。引っ越しを重ねる度に、広い家に移り住む知人がいますが、物が増える事が大きな要因みたいです。
この方は、30歳半ばの独身男性であり、交友関係が広く、多彩な趣味を持っている正に独身貴族です。最初は1Kアパートに住んでいたようですが、今では2LDKのアパートでも手狭に感じているようです。
この方の住んでいるアパートは広いのですが、1つの部屋が完全に物置になっており、実際の居住スペースは1部屋しかないそうです。不要な物を捨てる様、助言しましたが、その方にとって全て必要な物であり、捨てることはできない様です。
交友関係が広く、多彩な趣味を持っている事は、人生を豊かにできるでしょう。実際、物を増やさない様に配慮している私より、人生を楽しんでいる様に見えます。
人生において、何に重点を置くのかは人によって異なりますので、何が良くて何が良くないかのは言えません。ただ物が増えることでコストがかかる事は、間違いないと思います。
不要な物を放置する違和感
我家の場合、不要な物を処分するまで時間がかかる事があります。
・まだ使う(使える)のではないか。
・処分方法。捨てるのか、売却するのか。売却するのであれば、その方法。
私は、必要ないと判断した物については、「まだ使う(使える)のではないか。」という事で悩むことはありません。
どちらかというと妻の方が物を捨てられない性格であり、私が「必要ない」と判断した物でも、もったいないから取っておこうという意識が働く様です。
私の場合、必要か不要かの判断をするのは早いのですが、その後の処分方法を決めるのに時間がかかってしまいます。
そのまま捨てても良いのですが、何とか売却できないか、知り合いに譲渡できないか、と悩むうちに時間が過ぎていきます。
そんな時自分で不要と判断したのに長い間家にあると、言葉で言い表せないもやもやした感じを受ける事があります。このもやもやした感じは何かというと、資産価値が落ちていく状況を、日々目にすることで生まれるものと思います。
必要な物、使用している物であれば気にならないのですが、使わない物の資産価値が下がっていく事は、気持ちの良い物ではありません。
例えば新築の家を購入して住み始めた後に、人事異動で住まなくなった状況を考えてみます。誰も住まないのに家が古くなって、老朽化していく様を見るのは、心苦しいと思います。
家であれば、誰かに貸してキャッシュを得ることが出来ますが、家にある不要な物は廃棄するか、売却するしか手段はありません。
これらの事を考えると、家にある使わなくなった物は、不要と判断した時点で資産価値がある内に早めに売却して、キャッシュを得た方が良いかもしれません。
もちろん、骨とう品や美術品の様に時間が経つ事で資産価値が上がるものは除きますが…。