若い時から資産運用をして、40歳半ばにしてようやくリタイアできそうな資産を築くことが出来ました。
最初はある程度お金が貯まったら、現金は持たずに直ぐに投資に回していました。また投資を始めて5年位はどの様な資産内訳(ポートフォリオ)になっているのか、詳しく把握していませんでした。
その様な状況でしたが、ロバートキヨサキさんの「金持ち父さん、貧乏父さん」の本を読んで、自分の資産の内訳を把握する大切さを知りました。
今では毎月1回、エクセルでポートフォリオのチェックを行っています。その中で資産の増減は、グラフ化してチェックしていたのですが、ポートフォリオの推移について今まで見て来なかったので、今回振り返ってみました。
何れも同じ5月ですが、4~5年間隔で調べてみました。
比率なので、2007年と今では資産の大きさが違うのですが、昔はかなり偏っていたことが分かります。
2007年5月
・日本株式 : 81.1%
・外国株式 : 0.0%
・日本債券 : 0.0%
・外国債券 : 11.5%
・円預金 : 3.7%
・外貨預金 : 3.6%
まだ投資を開始して5年位しか経っていない時のポートフォリオです。見て頂いたら分かりますように、日本株が81.1%とかなりの割合を占めています。
景気が急激に回復していた時期で、全ての株価が上昇し続けており、現金を殆ど株に変えていました。
リーマンショックが起きる前に、ある程度株式は売却したのですが、それでも資産の15%は減りました。この時、しばらく自分の資産を見る気が起きませんでした…。
2011年5月
・日本株式 : 37.8%
・外国株式 : 20.8%
・日本債券 : 0.0%
・外国債券 : 0.0%
・円預金 : 17.5%
・外貨預金 : 23.9%
リーマンショック後で更に景気が落ち込み、「日本株」で痛い目にあった教訓から、外貨や外国株に目を向け始めた時期です。
外貨用にソニー銀行で口座開設したのもこの時期です。この時ユーロを数十万円購入しましたが、1€=150円位の為替だったので、今でも塩漬けされたままです。今振り返ってみると、本当に投資センスがないな…と思います。
2015年5月
・日本株式 : 7.3%
・外国株式 : 6.5%
・日本債券 : 15.7%
・外国債券 : 1.8%
・円預金 : 61.8%
・外貨預金 : 6.8%
この時は、仕事が忙しくて余り投資をしていなかった時期です。それでもリーマンショック後に購入していたコマツなどの日本株が急上昇し、大きな売却益を得ることが出来ました。
結局、持っていた株の売却と投資をせずに給料をそのままにしていたので、キャッシュ(日本円)の比率が61.8%と過去最大になっていました。
2020年5月
・日本株式 : 5.5%
・外国株式 : 16.1%
・日本債券 : 29.3%
・外国債券 : 7.4%
・円預金 : 36.4%
・外貨預金 : 5.4%
これは現在のポートフォリオです。まだキャッシュやソフトバンク債を始めとする日本債券の比率が大きいです。2015~2020年の間に、キャッシュでは配当利回りが得られないと考え、日本の債権を購入しています。
この時は既に全世界的な株価上昇が始まっていたのにも関わらず、外国株購入を躊躇してしまいました。この時に日本の債券ではなく、米国ETFを購入しておけば良かった…と思いますが、投資とは難しいものです。
ざっとみると、投資の方針がコロコロ変わって、一貫性が無い事を感じます。ただ無理な投資をしてこなかったのが功を奏したのか、着実に資産を増やすことが出来たのが、心の救いです。