現在私が住んでいる街は、人口十数万人程度の大きさで、会社に就職した事がきっかけで住み始めて、それまでは縁はありませんでした。
ただ人生で2番目に長く住んでおり、それなりに愛着はあります。また程よく田舎でありながら、飲食店やショッピングモールもあるので生活には困らず、結構住みやすい街と思います。
リタイア後も今の街に住み続けても良いのですが、遠方に住んでいる親兄弟や親戚の事を考えると、ずっと今の街に移り住む選択肢は少ないと思います。
また大体配偶者がその街の出身で、昔からの友人、両親や親戚がその街にいるのであれば、定住するのでしょうが、私の妻も今の街の出身者ではなく、永住する理由が余り見当たりません。
1.都市圏から近い人口数十万人の街
今の街にはそれなりに満足はしています。ただ私は元々都会で育ったので、少し刺激が少ないと感じてしまいます。
特に娯楽施設は都会に比べて少なく、10年以上住んでいると週末に行く先が公園や図書館、ショッピングモールと、大体ワンパターン化してしまいます。
一方、田舎は自然が多くて無料で利用できる施設が多いので、その点では都会に比べて良いと思います。例えば海や公園に行ってもどこの駐車場でも無料ですし、人も少ないので自由に遊ぶことができます。
転勤で都会に行った同僚から聞いた話では、都会は遊びに行く選択肢は多いが、何処もお金が結構かかる為、子育て(特に子供が小さいうち)するには、少し田舎の中核都市の方が良いと言っていました。
これら子供がいる家庭では、田舎の方が有利と思われる暮らしですが、年を取ると便利で少し刺激的な環境が良いと感じます。
人によっては田舎暮らしに憧れる人もいると思います。ただ年を取ってから不便な環境で過ごすのは少々つらいのではないか、と私は感じてしまいます。
2.車がなくても生活可能
今私が住んでいる地方の中核都市の様な環境であっても、車は必須と思います。近くにスーパーや病院はあり、バスや頑張れば徒歩でも何とかなります。
しかし近くのスーパーには売っていない欲しいものがある場合、車でしか行けない場所が多々あり、お年寄りの皆さんは当たり前のように運転して買い物に行かれています。
これが都会ならば、公共交通機関が発達していますし、お店も多いので、車でわざわざ出かける必要はないでしょう。ちなみに私が住んでいる街にも電車はありますが、少ない時は、1時間に1本しかありません。
年を取ってからの車の運転は危険を伴いますし、維持管理も必要になります。今後自動運転など、自動車の安全技術は高まるでしょうが、将来的には車を持たない生活を考えています。