アーリーリタイアを目指そうと考えた時に、ロバート・キヨサキさんの『金持ち父さん、貧乏父さん』を読んだ事がある方も多数いらっしゃると思います。
兵役や様々な企業で働く事を通してあらゆるビジネススキルを学び、自分の事業を起こし、得た利益で不動産投資をして、資産を増やしていきます。
資産から得られる収入『不労所得』が生活費を上回ることで、アーリーリタイアを勝ち取ります。この本の中で、特に『自宅は資産ではない』というそれまでに無い新しい見解は、本を発売した当時はかなり反響を呼んだそうです。
1.資産を買う事
昔から無駄遣いせずに生活する事は、無意識にしてきたと思います。ただ衝動買いはゼロではなくたまに買ってから、後で後悔することも何度かありました。
何となくお金を生む『資産を買う』というのはもやもやした感じで思っていましたが、この本を読んで、「これだ!」と目を開かれました。
いくら高価なものであっても、普通は年々価値は下がり、自宅の様に維持管理費や固定資産税でお金が出ていくのであれば、それは『資産』ではなく『負債』となります。
高価な車やゴルフクラブも同様であり、この教訓で何か購入する時、「それは本当に後々まで、自分にキャッシュを生み出すか?」と考えるようになりました。
それまで購入した物の費用対効果を短期的にしか見ていなったのですが、少し長期的な見方が出来るようになったと思います。
多少初期投資が高くても、短期的に損のように感じても、(継続性や将来性を考えると)長期的は得になるケースもあることが分かりました。
これは人によると思いますが、我が家ではiPadだったり、自動洗濯乾燥機だったりします。
2.ビジネスを始める事
これは未だ実践できていない事ですが、自分のビジネス作ることです。サラリーマンとして収入を増やす手段は、残業や昇進がありますが、そう簡単にはいきません。
この本では、会社で働いて得られる所得は『勤労所得』として紹介されています。また勤労所得以外に、以下のような所得が紹介されています。ちなみに右に示したパーセンテージは、収入に対する税金です
①勤労所得 50%
②配当所得 20%
③不動産所得 0%
④事業所得 0%
勤労所得は所得が少ない場合、取られる税金のパーセンテージは低いのですが、社会保険料など会社が代わりに支払っている分を自分が貰えるはずだった給料と考えると、かなりの比率になります。
既に私は①、②は実践済みで確かに配当所得は金額が大きくなっても、税金比率が変わらないのは大きいと思います。③は過去の失敗と必要な時間を割くことができない為、今は見合わせています。
③と④の収入に対する税金を0%としていますが、これは完全に税金を取られないという事ではなく、得られた収入から掛かった経費を引ける為、税金を最低限にできるという意味です。
サラリーマンの勤労所時には、経費は殆ど認められておらず、所得の前に多大な税金が引かれています。すなわち、全く収入のコントロールができないのです。
対して④の事業所得は、かかった経費を収入から控除できるため、自分でコントロールできる範囲は無限大になります。
この本を読んでから、自分の給与明細を改めてみて、引かれている税金や年金(実質これも税金に等しい)の多さに驚かされたものです。