このブログは地方に住むサラリーマンが長い時間をかけてアーリーリタイアを目指す為のものです。
働く会社や場所、家族構成など各個人で異なると思いますので参考にならないかもしれませんが、長い時間をかけて資産を築く方法として参考にして頂けると嬉しいです。
50歳を前にして金融資産1億円以上を築く事が出来ましたが20歳台の若い時は、まさか自分が1億円以上の資産を築けるとは想定していませんでした。
思い起こせば就職超氷河期に入社した為か、「会社をクビになるかもしれない。」、「会社が倒産して失業するかもしれない。」という危機感が常にありました。
またテレビで偶に特集が組まれる生活困窮者や路上生活者の番組を見て、「明日は我が身」と感じる事も多かったと思います。
色々読んだ「お金持ちになるための本」
「経済的に自由になりたい。」という意識はうっすらあったのでしょうが、どちらかというと収入が無くなった時の危機感の方が強かったと思います。
新入社員の時から収入の殆どを貯金、投資に回してきましたが、お金のかからない趣味として良く図書館に行っていました。
昔は歴史小説をよく読んでいたのですが、社会人になってからお金に関する本をよく読むようになり、特に「お金持ちになる為の本」を良く借りて読んでいました。
ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん、貧乏父さん」もそのうちの1つですが、気に入った本は何度も借りて、本に書かれているお金持ちになる為の行動指針も幾つか行動に移したものもあります。
ただ多くの本を読んで分かった事ですが、書かれている行動指針を実際に採用してもお金持ちにはなれないと思います。
例えば「お金持ちになりたければ、お金持ちと同じようなことをしなさい。」と書かれている本もあり、高級車に乗り、高いレストランに行ってお金持ちと時間を共有する事を勧めています。
私自身、高級車や高いレストランには興味が無いので、真似はしなかったのですが、「真似していればお金持ちの考えや視点を持てて、より早くそしてより多くの資産が築けたかな?」と思うこともありました。
自分は「となりの億万長者」だったのかも。
色々な「お金持ちになる為の本」を読み、気に入った事は行動に取り入れてきました。その中で数年前に「となりの億万長者」を読んで、「これは全て自分がやってきた事だ…」と思いました。
「となりの億万長者」で書かれているお金持ちは、程度の良い中古車を長い年数大切に乗り、普通の身なりをして質素な生活をしています。
この一見お金持ちに見えない億万長者は、自分がお金持ちに見られたいという欲求が低く、それよりも「経済的に自立している、好きな仕事をして、家族や知人と良い関係を築きたい。」という要求の方が強いそうです。
「好きな仕事」というのは私には当てはまりませんが、「経済的な自立、家族や知人との良い関係」というのは、同じ考えと思います。
これに対してお金が有る様に見えて、実際は殆ど金融資産が無い「上昇志向の人」が挙げられています。本当のお金持ち(スーパーリッチ)の様になりたくて、その真似をしているので、常にお金がない状態です。
本当のお金持ちの金融資産は数十億円あり、年収も1億円以上ある人で高級車に乗り、高いレストランに毎日行っても、彼らの資産はビクともしません。
一方で「上昇志向の人」は大企業の中間管理職ややり手の営業マンに多いらしく、年収も1,000万位ある為、本当のお金持ちの真似をするのは可能ですが、大きな金融資産を築く事は出来ません。
昔読んだお金持ちになる為の本に書かれていた「お金持ちの人と同じような行動をする事」の教えは、本当のお金持ちの考え方や視点を持つことが出来るかもしれません。
ただ私には、本当のお金持ち(スーパーリッチ)と同じ行動をしても、自分がお金持ちになれるとは思えず真似はしなかったのですが、そもそも地方の街では本当のお金持ちに知り合う機会も無かったです…。