2月は仕事が忙しく、中々記事を書く時間が取れませんでした。普通の会社であれば年度末の3月が忙しいのでしょうが、私の会社では3月は凡そ次年度の計画が固まっているので、次年度計画を策定する1-2月が最も忙しいといえます。
ただ4月になると人事異動や新入社員が入ってきますので、1ヵ月もするとまた忙しくなります。よって2月は資産管理にかける時間が取れず、積立投信のみの「ほったらかし投資」になっています。
2月末の資産残高
それでは、2023年2月末の資産状況を報告します。
<コメント>
・資産の合計は、前月末から200万円増加。
・国内株式の値上りもあったが、資産増加効果が大きかったのは為替(円安)。
ちなみに為替が前月末と同じであれば、資産は僅かに減少している事が分かりましyた。円安効果で資産が増加したのですが、見た目に増えただけであり、ドル換算では資産は減少している事になります。
日銀総裁も新たに決まりましたが、引き続き金融緩和政策は継続する様ですので、暫く円安は続くのではないか、と考えています。
"ふつうの億万長者"の本を読んで
先日、トマス・J・スタンリーの『"お金が嫌でも貯まる" 5つの生活習慣』という本を読みました。トマス・J・スタンリーは、有名な『となりの億万長者』の著者であり、米国富裕層研究の第1人者です。
『となりの億万長者』では、今までの億万長者に対するイメージ(大きな家に住み、派手な生活をしている)を覆す内容であり、アメリカだけでなく日本でも良く知られた本です。
億万長者と聞くと、高級車に乗りいい服を着て一見して「お金持ちである」様にイメージすると思いますが、「となりの億万長者」で紹介されている億万長者は、地味な服を着て、収入の範囲内(収入に対して遥か低い支出)で生活し、お金を貯めて堅実な投資をして、長年かけて億万長者になっています。
私はこの本を読んだ時、「正に自分の事だ」と認識したのを記憶しています。自分自身、若い時から収入の大半を貯蓄と投資に回し、15年以上かけて資産1億円を達成しました。
正直若い時は、「会社の同期があんなにお金を使って遊んでいるのに、なぜ自分はこんなにお金を貯めているのだろう…」と思う時が何度かありました(自分自身性格がおかしいのではないか、と思うことも)。
著者は本の中で「億万長者になるための7つの秘訣」を挙げています。
①収入を下回る支出で生活する事。
②時間とエネルギーとお金を効率的に配分し、安全な資産を形成する事。
③世間体よりもお金の心配をしないですむことの方が大切と気づく事。
④親から経済的に独立する事。
⑤子供たちも経済的に自立させる事。
⑥チャンスを上手につかむ事。
⑦自分の能力や資質に適切で心から愛せる仕事を職業にする事。
『"お金が嫌でも貯まる" 5つの生活習慣』は、「となりの億万長者」の続編ともいえる内容であり、堅実にゆっくり時間をかけて億万長者になった人の習慣術を上げています。
ちなみに本の中で紹介されていた習慣は、以下の5つです。
①誰に対しても正直で誠実である事。
②自らの欲望や行動を律する事が出来る事。
③他人との関係を良好に保つ社会性をつける事。
④価値観を共有し、支えてくれる配偶者をみつける事。
⑤一生懸命働く事。
収入を下回る支出で生活する事や世間体を重視しない、安全な資産形成をする事など「7つの秘訣」については良く理解できますが、「5つの習慣」は、どちらかというと人生を上手く生きていく術の様に感じます。
ちょっと意外だったのが、何れの本でも「働く事、働き方」を重要視している事でした。私自身、仕事は嫌い(一刻も早くリヤイアしたい)ですが、仕事に対して真面目に取り組んでいるつもりです。
仕事に対しては、「お金をもらっている以上、それ以上の成果を仕事で出すべき。それでも嫌であれば、辞めた方が良い。」と考えています。心の中では嫌々している「仕事も多いので、「心から愛せる職業」についているとは言えませんね…。