都会に居ると景気の良し悪しを実感するのでしょうが、地方に居ると景気が良いのか悪いのか、中々分りません。ただし昨年のコロナ直後の様に全国的で緊急事態宣言をした時は、飲食店が閉まり、夜間は閑散としていた記憶があります。
2021年現在、私が住んでいる地方の街は一見すると普通の状態に戻っているように見受けられます。ただ我々の見えない所で苦労されている方は多く、特に自粛によってお客が減った飲食店の方々は、苦労されていると思います。
どの位地方経済に貢献できるか分かりませんが、地元飲食店の助けになればと考えて、我家では毎週末ランチに飲食店へ行っています。特に安くて美味しい行きつけのお店は、無くなると残念なので、なるべく頻度を上げて行くようにしています。
会社の業績は
私の会社は地方にあるメーカーです。会社の規模はそれ程大きくはありませんが、生産拠点は国内だけでなく、海外もあります。業種でいうと「製造業」に分類されるのでしょうが、会社の業績はそれ程悪くない様に見えます。
世間では、緊急事態宣言などでサービス業が打撃を受け、かなり景気が悪化しているように感じますが、製造業は世界経済の回復と共に、収益はかなり改善していると思います。確かに2020年度は会社の売上、利益ともに大幅に減少しましたが、2021年度は悪くなく、夏のボーナスも昨年や一昨年度と変わらないような気がします。
特にワクチン接種が世界的に広まり、多くの国が経済優先に舵を切った事で、これから先の世界経済も悪くない様に感じます。実際、会社での業績見通しでも、これから先でも世界経済は拡大していくと予想しており、私が働いているようなメーカーにとっては、明るい見通しとなっています。
地方の飲食店は様々
地方の飲食店はどうかというと、私の会社の周りにあるお店はそれ程影響を受けていない様に見えます。元々製造業の会社が多い街であり、自粛とはいってもそれなりに需要があるのかもしれません。
会社の近くには飲み屋街がありますが、お店がつぶれる事が合っても、その後直ぐに別のお店が入る事が多いです。新しくできたお店は、『テイクアウト専門店』や『焼肉屋』が多い事に気づきました。
テイクアウト専門店が多いのは分かりますが、焼肉屋が増える理由が分かりませんでした。この理由を妻に聞いた所、以前ニュースで、焼肉屋は肉を焼いた時に出る煙を逃す為の換気機能が充実しており、感染対策に有利に働いていると言っていたそうです
一方で多くのお店が閉店し、その後も閑散としている場所があります。それは、『観光地』です。私が住んでいる街から車で1時間ほど走ると、全国でも比較的有名な温泉街があります。自粛前は、国内だけでなく海外からも多くの観光客が来ていましたが、今は閑散としています。
温泉街には、所謂『夜の街(飲み屋街)』があります。私は家から近いので、宿泊した事はありませんが以前はかなり賑わっていたのでしょう。自粛によって飲み屋街は最も影響を受けたようで、多くお店が閉店しています。
また私が住んでいる街の様に、お店が閉店しても直ぐに別のお店が出来る事は無く、「テナント募集」や「貸店舗」の張り紙が張られたままになっています。恐らくこの状況は、暫く続くのでしょう。
地方の飲食店でも、観光に影響を受けない場所にあるお店は何とか生き延びている様ですが、観光を中心とする街にあるお店は、暫く復活するのは難しいのかもしれません。