先日、生命保険に対する私の考え方を紹介しました。生命保険についての記事を書こうと思ったのは、妻が知人から保険の勧誘を受けた事がきっかけです。
保険の勧誘について
保健の勧誘については、「電話、ダイレクトメール、ショッピングセンターの相談窓口」等、様々な所でなされています。それだけ需要があるという事でしょうか。
私は興味が無いので話は聞きませんが、妻は付き合いなどで偶に勧誘を受けるそうです。一般的な家庭からすると、40歳半ばで生命保険に入っていないというのは驚きなのでしょう。妻も知人から「なぜ入っていないの?」と聞かれるそうです。
妻は何時も「お金の管理は、夫に任せているので…」と回答するそうです。妻には生活費を毎月渡しており、日々の生活費管理を任せていますが、資産運用や子供の学費など大きなお金は全て私が管理しています。
保険会社の人は、妻を勧誘しても決定権が無い事が分かると大抵そこで諦めます。ただ最近、自宅に来て私に保険について説明したいという保険会社の方が現れました。今はまだ直接私は話をしていませんが、時期を見て本当に自宅に来るそうです。
妻は結婚した当初から私が保険に入らない事に疑問を持っていました。ただ、余り詳しく勉強しているわけではなく、私が保険に入らない理由を説明しようとすると、「分かった、分かった」と言って思考を停止させて逃げてしまいます。
結婚した当初から妻の考え方は、「お金の管理は全て任せるので、生活費を渡してくれたらよい。」というスタンスなので、仕方が無いのですが…。ちなみに妻は散財家ではありませんし、どちらかと言うと節約家の部類に入ると思います。
よって貯めた資産が減る心配は無いのですが、もう少しファイナンシャルリテラシーを高めて欲しいと感じています。ただ資産管理をしていないと、リテラシーを高めるのは難しいのかもしれません。
妻からの相談
先日保険会社から話を聞いたらしく、妻は私に以下の様な事を相談してきました。
・FPの資格を持っているので、話を聞いてみれば?
・万一事故を起こして、他人を怪我させた場合の補償は?
・働けなくなった時の補償は?
これに対する私の回答は以下の通り。
・FPの資格を持っていても、その人がお金持ちとは限らない。
・怪我をさせるとは、どのようなケースを想定しているのか?
・自動車事故ならば、自動車の任意保険で十分。
・働けなくなっても、今の資産残高ならば、贅沢しなければ十分生活可能。
たったこれだけの事を2分程度で説明しましたが、妻は思考停止をして逃げてしまいました。更に私から、「保険会社の人が家に来るのであれば、話は聞くよ。」と言いました。
妻も私が20年間資産運用を続けているのは知っていますが、お金のことについてまともに話をしたことがありません。以前銀行員と資産運用の話をした時も同席していましたが、話は聞いていない様でした。
銀行と資産運用について話をした時は、先方から金融商品の紹介があり、休日に出向いて聞いたのですが、勧められた金融商品は余り良いと思えず、買わずに帰宅しました。
保険会社からわざわざ連絡をして、自宅まで来て生命保険の売り込みをする際、それなりにコストがかかっています。ましてや休日にもなると、それなりの労務費がかかりますし、そのコストは顧客が支払う事になります。
すべての生命保険を否定するつもりはありませんが、よく勉強してしっかり内容を理解したうえで契約すべきと思います。生命保険は、毎月2~3万円の大きな出費にも関わらず、自動的に引き落とされるので、知らないうちに重い固定費になっている可能性があります。