自己のブログを始めたきっかけは、アーリーリタイアを達成するまでの記録を書きたいと思ったからです。ブログを始めた事で、自分の人生を見つめ直すきっかけになり、何かある度にその都度立ち止まって考えるようになりました。
アーリーリタイアに限らず、仕事を辞めた後は収入が途絶えます。年金をもらえる人は良いのですが、年金だけでは生活できない人も多いのではないでしょうか。
多くの人は、老後に備えて現役時代から預貯金を貯めて退職後は年金と蓄えていた預貯金で生活するのではないでしょうか。ただ会社で周りを見渡すと、住宅ローンの返済が精一杯で、老後資金の蓄えは無いように感じます。
本来であれば若い時から老後に備えて投資を行い、投資から得られる不労所得で生活費を賄えることが出来れば、最も理想的なリタイア生活と思えます。
投資で重視する事
私が投資で重視する事は、「安定的に不労所得(インカムゲイン)が得られる事」です。投資した金融商品の値上りを狙う、キャピタルゲインは期待していません。
キャピタルゲイン狙いで取引をしても、税金が多く取れらるだけですし、短期間の取引でプロの投資家に勝てるとはとても思えません。
今では基本的に価格変動が少なく、安定的に配当金が得られるETFを中心に購入しています。最近は株式だけでなく、債券や不動産のETFもありますので、ETFを組み合わせるだけでかなりリスク分散が出来ると思います。
個別の起業の財務諸表を読み込んで、個別株を購入しても良いのですが、今回のコロナウィルスの様に経済には「想定外」の事が起きますので、中々個別株の購入には踏み切れません。
最近まで「将来有望」と言われていた業界が急に「斜陽産業」になったり、ダメと思われていた会社が復活したり、社会変化のスピードが速くなっています。
私の会社でも最近大きな構造改革を行おうと社内で色々な検討がなされていますが、5年後、10年後の世界は不透明で、構造改革を断行しても社会変化の情勢に乗れず、上手くいかない可能性があります。
これらの状況から考えると、投資スタイルは基本的にETFを中心に、少額で個別株やコモディティー(原油、貴金属)に投資する事を考えています。
為替の問題
約10年前から外国株の購入を少しずつ初めて、今では資産に占める外貨や外国株、外債の比率が4割近くになりました。
外国株や外債は、メインはアメリカですが、欧州株のETFやユーロなども所持しています。アメリカは、先進国の中では唯一と言っても良い位人口が増加している国であり、将来にわたって経済が拡大すると考えられます。
ちなみに現在の不労所得(配当金)の比率は、日本円:外貨が4:6になっています。日本円で得られる配当金は、証券会社からそのままメインバンクへお金を移すことで使えます。
一方、外貨は為替の問題があり、配当金が入ったとしても、日本円に換える時に手数料や為替損益で損失が発生する時があります。
今は入った配当金をそのまま再投資しているので、為替の事は気にしていませんが、将来配当金で生活する時が来れば、タイミングを計りながら日本円に換える必要が出てきます。
配当金を考えれば、日本の金融商品だけに投資した方が良いのでしょう。ただ日本はこれから人口が減少し、経済も縮小すると考えていますので、長期投資では日本の金融商品をこれ以上購入するつもりはありません。
もちろん良い商品が出たり、移民政策等によって日本の人口が増加に向かうのであれば、日本への投資を再開したいと思いますが。