昔であれば、子育てや家事の負担が妻の方に偏っているケースが多かったと思いますが、今では共働きをしている家庭が多く、少なくとも家事は負担しているケースも増えているのではないでしょうか。偶に「保育園の抽選に外れた。」という事を聞きますが、最近では妻も働く事が当然になっていると思います。
私の周りの事例では子供が2人もいると、妻が働いたとしても妻の分の給料が保育園代に消えてしまい、働く意味が無い様に感じるそうです。ただ将来の妻のキャリアを考えると、育児を理由に仕事を辞めるのは得策ではなく、高い保育園代を支払いながら仕事を続けているケースが多いようです。
働き方改革が共働を後押しする
「共働き」については、今に始まった事ではなく、私が会社に入社した20年前からありました。事実、私の同期でも妻も働いている家庭が多いです。中には妻が医者で、夫より高い給料をもらっている家庭もあるようですが…。
ただ私の世代では、10年以上前はまだ残業規制は厳しくなく、長時間労働/サービス残業が当たり前でした。よって、夫も早く帰宅して家事を手伝う、という人は少なかったと思います。昔は8時~17時でキッチリ帰宅するという人に対し、白い目で見ていた事があったと考えると、時代は変わったな…と思います。
今は残業規制がかかるようになり、緊急の仕事が無ければなるべく早く帰宅する様に言われています。また男性社員の育児休暇取得が常識になり、夫も家事や子育てに参加する風土に変わりつつあります。
ただ子育てについてはどうしても母親の負担が大きくなりますし、女性社員が出産や育児で長期間の休暇を取る事によるキャリアへの影響については、会社では1つの課題になっています。
一方で、アーリーリタイアを目指す為に資産を築くためには、共働きが有利に働くと思います。「専業主婦は2億円の損失」と聞いたことがありますが、妻が働かない事による収入の差はあるでしょう。
私の同期の中には、夫は私と同じ会社の管理職、妻は教師という家庭があります。妻の給料は夫と大きな差はなく、2馬力の収入があると言えます。恐らく世帯年収は、1,500万円を超えていると思います。
我家の場合
私の家では、妻は働いておらず専業主婦をしています。数ヵ月前までパートで働いていましたが、仕事のストレスから2年位で辞めてしまいました。元々妻は、パートでも働きたくないようで、学生時代の夢は「専業主婦」と考えていた位、仕事が嫌いな様です。
私自身、妻が働くか働かないかは、どちらでも良いと考えています。逆に働いてストレスを抱えて家庭の雰囲気が悪くなるのであれば、働かなくてもよいというスタンスです。また妻自身、「働かなくても済むのであれば、節約(貧乏)生活でも構わない」と考えているので、今の生活が合っているのかもしれません。
私の考えですが、アーリーリタイアを目指す為に、資産についてお互い話し合い、資産の運用や家計管理について妻も積極的に参加するのであれば、共働きする意味があると思います。
(アーリーリタイアする為の)目標とする資産額があり、お互いの収入から生活費や資産運用に対する費用を捻出するのであれば、「私も出来るだけ働いて収入を得るので、貴方(夫)も家事や育児に参加して下さい。」という考えも分かる気がします。
我家の場合、お金に関する管理(収入、資産運用)は全て私にお任せであり、妻自身働く気が無いので、妻の収入はゼロとして私がアーリーリタイアの為の資産形成を行っています。一方で、家事や育児は妻に任せきりなので、妻に感謝、私自身反省すべき点もあるかと思います。