今年度の目標の1つに「簿記の資格取得」があります。資格取得の為、平日は仕事前に30分~1時間、休日は1時間ほど毎日勉強しています。
たまに勉強するのが嫌になる時がありますが、短時間でもテキストを読むなどして、勉強を中断しない様に、何とかモチベーションを維持しています。
簿記試験とコロナの影響
今年3月くらいから3密を避けるという事で、スポーツ競技や祭りなど多くの人が集まるイベントが中止になりました。
日商簿記試験も同様で、受験を予定していた6月の第155回検定が中止になりました。私の計画では、
・6月に3級を受験し、合格する。
・11月に2級を受験する。難しいので11月は練習、検定合格目標は来年2月とする。
と考えていました。結果、6月の試験が中止になった事で、3級も受験できなくなり、11月に2級と3級受ける事になりそうです。ちなみに2級だけ、1級や3級と併願可能です。
日本商工会議所や市の商工会議所のHome Pageを見ると、11月の第156回検定は今の所予定通り実施されるようです。
ただし9月から始める予定でだった受験申し込みが10月に延期され、申込期間も約2週間に短縮されるようです。
受験申込時期の延期と期間の短縮は、これからのコロナの状況を見極めたいのと、受験者数を絞るのが狙いと思います。
本来であれば、6月に3級を合格する予定だったので、今は2級試験の勉強をしていたと思います。しかし、6月試験の中止により、5-6月から2級の勉強をしても、3級の知識を忘れてしまうのではないかと考え、8月下旬まで3級の勉強を続けていました。
3級の振り返りと2級の勉強
5-6月から8月までの2か月間、一度勉強した3級を復習する事にしました。結果、簿記会計への知識がより深まったと思います。この間、テキストを2回、問題集を1回やり直しています。
復習する前は、3級の範囲はほぼ理解していたと思っていたのですが、復習したことで、勘違いしていた点が結構あった事に気づかされました。
どの様な勉強でも基礎は大事であり、簿記の基礎である3級をしっかり勉強する事で、これから行う2級試験の勉強につながると思います。
2級の勉強は初めてですので、テキストを新しく購入しています。ネットで色々な方の評価を見て、「スッキリわかるシリーズ」を購入しています。
2級の勉強範囲は、商業簿記、工業簿記の2冊もあり、3級とのボリュームの違いに驚かせれました。
ちなみに3級で利用しているテキストと問題集は、10年前に購入した物です。3級も新しく購入しても良いのですが、まず持っている本をやりこんで、合格できなければ、新しい本を購入する予定です。
今回購入したテキストと10年前購入した物は、出版社が異なりますが、かなり内容が分かり易くなっていました。やはり基礎(3級)をしっかり勉強した事と、10年間でテキストが進化したのでしょう。
日商簿記2級を受けようと思った理由
簿記の知識は、経理担当者として働くのであれば、会社の規模で求められるレベルが違うようです。
・1級 : 大企業、税理士試験への登竜門
・2級 : 中小企業
・3級 : 個人事業主
もちろん実務経験が問われると思いますので、経験の無い1級よりは実務経験豊富な2級の方が企業から求められるでしょう。
私の場合、技術者なので社内で会計の知識を必要とされる機会は少ないのですが、以下の理由で2級まで取得しようと考えました。
・3級で基礎的な会計の知識は付く。財務諸表が読めるようになる。
・製造業に必要な工業簿記を知るには、2級の勉強が必要。
・世間で「簿記の資格」というと、2級からというイメージ。
経理部門で働いている人であれば、2級を持っている人が多いと思います。また世間で「簿記の資格を持っています。」と言えるのは、2級からと思っています(私の勝手な想像かもしれませんが)。
「アーリーリタイアするのであれば、今更簿記の取得は必要ないのでは?」と思われるかもしれません。
確かに会社でスキルを上げる必要はないかもしれません。ただ今の会社でも業務範囲の幅を広げたり、将来自分のビジネスを展開していくのであれば、簿記会計の知識は必要と思います。
どの程度知識が向上したかを表すのは難しいのですが、「資格」というのは、目に見える物ですので、モチベーションを上げるには、良いと思います。