以前にも記事にしたことがありますが、今回はリタイア後の終の棲家について再度考えたいと思います。ちなみに今住んでいる家は、田舎の街の11階建てのマンションです。
私が住んでいる市は、人口10~20万の田舎の街ですので、タワーマンションは無く、3階建てのアパートや10数階建てマンションが多いです。
今まで住んだ家と居住への考え方
まだ自立していない学生時代は、一戸建てに住んでいました。小学校低学年時代は、社宅に住んでいたこともありますが、社宅に対する印象は殆ど残っていません。
会社に入ってからは、「独身寮→社宅→賃貸マンション→社宅→賃貸マンション」の様に、家を点々としています。結婚と人事異動により、社宅と賃貸マンションを行き来していますが、今の賃貸マンションに移り住んでから今年で5年目になります。
よって、親と同居(自立前)していた時は一戸建てに住んで、会社に入ってからは社宅か賃貸マンションで過ごしています。
子供時代に住んでいた一戸建てについては、自分で購入したわけではありませんので、一戸建てに対する考え方は、正確ではないかもしれません。
一戸建てに対する印象として、ご近所づきあいや地域活動への参加が多かったと記憶しています。あと築年数が経つにつれて、色々な箇所が老朽化して、補修が必要と親が言っていたのが記憶にあります。
子供の目線では、「持ち家に住んでいる」という満足感はなく、今でも持ち家に対する憧れはありません。
もし自分が家を購入するのであれば、立地や自分の家族の将来など、賃貸より良く考える必要があるでしょう。賃貸ならば、その場所が嫌ならば引っ越せばよいのですが、家を購入したら容易に引っ越すことはできません。
また家を購入する際は、自分より長い時間家に過ごす人(私の場合妻です)の意見を尊重した方が良いと知人から言われた事があります。
夫が普通に勤めて、奥さんが専業主婦やパートであれば、奥さんの方が家にいる時間が長くなります。家で奥さんが快適な生活が出来るのであれば、家族がより円満に過ごせると思います。
終の棲家とは…
今は賃貸マンションに住んでいますが、以下の理由から私は一戸建てよりマンションの方が住みやすいと感じています。ただこれは私個人の意見なので、参考にならないかもしれませんが…
・施錠、戸締りが楽。
・勧誘など、殆ど来ない
・買い物の時、意外に荷物の持ち運びは楽。
・程よい距離間でのご近所づきあいが可能。
・蚊が入ってこない(8階住まい)。
・風通しが良い。
今はマンションの8階に住んでいます。自分の人生でこれだけ高い階に住んだことは無く、エレベーターでの上り下りが面倒と想定していたのですが、殆ど気になりませんでした。
都会のタワーマンションに住んでいる知人から、マンションから出るのが億劫になると言っていましたが、11階程度のマンションとは比較にならないのでしょう。
現状住みやすいと感じていますが、じゃあ購入…とはならないと思います。理由は、人は年を取って、最後に死ぬのは病院か老人施設になると考えているからです。
家族が沢山いて、介護してくれる人がいるのであれば、自宅で最期を迎える場合もあるでしょう。しかし私には子供は1人しかいませんし、彼(子供)に私や妻の介護を押し付けて、人生の重荷にするつもりはありません。
また親戚も各地に別々に住んでいますので、自分たちの最後は自分たちで考えなくてはならないです。その様に考えますと、『終の棲家』は
賃貸マンション → 老人ホーム → 病院
の流れになるでしょうか。
老人は賃貸が借りにくくなると聞きますが、これからの高齢化社会を考えますと、老人向けの賃貸マンション(アパート)は増加していくと思います。
家を購入するより、多少お金がかかってもきちんとした施設に入れるように、金融資産を厚く持っていた方が良いと、私は考えています。