今回は会社での投資やお金に関する話です。資産運用のスタイルは、個々人によって異なると思いますが、他人の考え方も聞きたくなる時があります。
投資は基本的に自分で考えて判断する、というのがセオリーと思いますが、投資スタイルやこれからの経済見通しなど、情報交換する機会があれば、それも良いと思います。
最近は、ネットで私以上のベテラン投資家は沢山見かけますし、ブログやYouTubeを拝見して、勉強させて頂く事も多いです。
会社でのお金の話題
最近はコンプライアンスの事もあり、社内でプライベートの話題はしない風潮があります。雑談で趣味や家族の事を話す機会はありますが、お金の話は殆どしません。
現場の方々の中には、パチンコやパチスロをする人が多く、「勝った、負けた。負けたからお金が無い。」という話はしますが、残念ながら投資など意見交換できそうな話は無さそうです。
お金に関して、最近した若手社員との会話を紹介します。相手の方は、30歳の若手~中堅社員で、20代前半で結婚し、子供が2人います。
仕事もきっちりこなす将来有望な方です。奥さんは、看護師をしており、夫婦仲が良く、絵にかいたような幸せな家庭を築いています。
その彼が30歳にして家を購入するとの事で、話を聞きました(考えてみたら、家を購入する会話が多いですね。ちなみに前回とは違う人です)。
若手: 今度家を建てようかと考えている所ですよ~。
私 : おお、偉いね(これは本音です)。
その年でしっかり稼いでお金を貯めて、子供を育てるのは世間で当り前
の様に思われるけど、大変だからね。
若手: とりあえず、嫁の意見を聞いて、注文住宅にしようかと。
私 : (でた!注文住宅)おー、でも結構高いでしょ。
若手: 父親の知合いに工務店がいるので、安くできるみたいです。
込々3,000万円で出来るそうです。新築一戸建てだけど安いでしょ。
私 : (注文住宅にしては)安いね。住宅ローンは、やはり35年?
若手: ええ、とりあえず35年ですね。あと嫁がしっかり者で、自分も知らない
うちにかなり貯金していました。
私 : しっかり者のいい奥さんだね。
若手: いくら貯めていたと思います?200万円ですよ!流石にこれ
だけの大金は予想していませんでしたわ~。
私 : 良かったね~。奥さんに感謝だね。
彼との会話で「200万円の大金」と聞かされた時、日頃から投資で数百万円単位を運用しているので、大金なのか…と最初は思いました。
ただ良く考えると彼の方が世間では一般的な考えで、私の考えが世間からかけ離れている事に気づきました。
30歳で子供が2人いるのに、200万円も貯金しているのは、優秀な家計と言えます。これは、会社内で投資やお金の話(本音)は出来ないな、と自覚しました。
社内での投資の話
以前の記事にも少し書きましたが、お金に対する考え方は、その人の「育った環境、生活スタイル、勉強」で決まる為、意見交換してもお互い意見が合わずに平行線になる可能性があります。
かなり前に同僚と株式投資の話をしましたが、儲け話には興味があるようでしたが、実際に証券会社に口座を開いて投資するまでには至らない様です。
また投資で儲けた話より、大損した時の話の方が盛り上がる為、当時私の話を聞いた社内の人は、「投資をしているようだが、儲かっていない。」というイメージを持っているかもしれません。
人間、他人が儲けると羨ましく思うものであり、また変な恨みや偏見を持たれても困るので、この10年以上は会社で投資やお金に関する話はしていません。
社内にベテランの投資家がいらっしゃたら、意見交換してみたいものですが、そのような方を見つけ出すのは難しいでしょう。恐らく私と同じように、公言することを避けていると思います。
若いうちから投資を続けて、資産を築いているサラリーマン投資家の方の中には、会社では資産が無いフリをしているケースが多いのかもしれません。