私の家族は2週間に1回、図書館に行って何冊か本を借りるのが日課になっています。お金のかからない趣味として読書があり、図書館は無料で知識を増やせる有難い施設です。
私が普段読んでいる本は、投資、釣り、料理などで偏っていますが、偶に歴史小説やビジネス雑誌も読んでいます。今回は過去に読んだ本の中で、印象に残った本と言葉を紹介させて頂きます。
ロバートキヨサキさんの「金持ち父さん、貧乏父さん」
投資をする人、アーリーリタイアを目指す人は、読んでいる方が多い本ではないでしょうか。金持ち父さんシリーズの本は、沢山出版されており、何れも興味深い内容になっていると思います。
今まで投資の手法に関する本は多かったのですが、金持ちになりたい理由やアーリーリタイアをしたい理由の考え方、資産家になる為の思考の持ち方について書かれた本と考えています。
特に今までに無かった「持ち家は資産ではない」という考え方は、かなりの反響を呼んだそうです。持ち家は家族の思いや夢が詰まっており、苦労して手に入れた家を「資産ではない」と言われると、気分が良くないと思います。
お金持ちは資産を買う
その中で、私が最も印象に残ったのは、「お金持ちは資産を買い、貧乏人は負債を買う」という考え方です。
資産とは、「あなたのポケットにお金を入れてくれる」=キャッシュフローを生み出す、という事であり、住宅ローンや固定資産がかかる持ち家は、キャッシュフローを生み出さないため、資産ではなく負債になるという考え方です。
ただ家を購入しても、人に貸して安定した家賃が得られれば、それは負債でなく資産になります。もちろん受取家賃が銀行への返済金や固定資産の支払いが多くなることが必要ですが。
持ち家とは異なりますが、キャッシュフローを生み出さない資産としては、自家用車や使わなくなった趣味の道具などがあります。
車は田舎の生活では欠かせない移動手段であり、所持するのは仕方が無いと思います。ただ使わなくなって家に転がっている趣味の道具を見ると、自分が沢山の「ガラクタ」を所持していることが分かります。
これらは家で場所を取るだけであり、使わなくなったガラクタを見ると、「ああ、また無駄なものを買ってしまった…。」と後悔した気持ちになります。
資産でなくても、人生に多少の無駄は必要か
昔の極貧生活を送っていた時は、何も考えずに生活を切り詰めて、貯蓄や資産形成に励んでいました。しかし、最近本当に生活に必要な物だけを買って、キャッシュを生み出す資産しか購入しない生活というはどうなのか…と思う様になりました。
例えばいくら田舎でも、極論を言えば車の無い生活は可能ですし、お金も貯まるでしょう。しかし流石に妻が耐えられないと思いますし、買い物や旅行で好きな所に行けないのでは、人生を損していると思います。
今回車を新車で購入しましたが、費用対効果で考えるのであれば、数年落ちの中古車を購入すべきだったと思います。
しかし過去に妻は新車を購入したことが無く、欲しい車を好きなように選ぶ機会も今回を逃すと無いと考えましたので、新車購入に踏み切りました。言葉にはしなかったのですが、「中古車でも良かったかな…」と今でも思っていますが。
私は基本的に物欲が少なく、結婚した当初も身の回りの荷物はスーツケース1つに収まる位でした。一方、妻は色々小物を買うのが好きで、家の中にはかなりの物であふれています。
妻が買うものは、アクセサリーやカバンなど高価な物は無く、1個数百円の雑貨が多いのであまり気にしていません。あと物が多くても、きちんと整理整頓できているので、問題には感じていません。
偶に私も「これは良いな。」と思えるものがあり、新たな知識を増やすきっかけになる時があります。私だけの生活ならば、もっと味気の無い生活になっていたと思いますし、人生にはこの位の刺激があった方が良いのかな、と今では考えています。