会社に入ってから投資を開始し、約20年間(正確には18年間)続けてきましたが、過去に何度か失敗をしました。
その中では買って直ぐに下落し、そのまま塩漬けになったが、数年後に購入した金額まで価格が戻って売却したといった、ちょっとした失敗も数多くあります。
その中でも数十万~数百万円損失を出した投資について、紹介してみようかと思います。今回最初の失敗話は、日本航空の株式投資の失敗です。
日本航空について
「日本航空」は説明不要な日本国内でも有数の有名企業と思います。国内の航空会社は、格安航空会社が幾つかありますが、全日空とあわせて二大巨大航空会社です。
かなり時間が経ったので知らない人もいるかもしれませんが、日本航空は少し前に一度倒産しています。倒産後に京セラの稲森さんが経営の立て直しを行ったのは、結構有名な話と思います。
私はまだ倒産する前の日本航空の株式を購入しており、倒産するまで損切りをせずに持ち続けて、結局株式は紙切れになってしまいました。
日本航空に投資した理由
元々バイ&ホールドの長期保有が私の投資です。日本航空も倒産しなければ、ずっと所有するつもりでした。
購入した当初はまだ安定した配当があり、また株主優待には日本航空の飛行機のチケットが50%値引きされる、優待券がありました。その優待券も金券ショップで売却することで、年利3%位のインカムゲインを得ていました。
またそれなり(いや、かなりですが)に大きな会社で、航空業界の一翼を担っており、日本の国賓が利用する航空機でもある為、ある意味国有企業に近い会社と考え、「まあ、業績が悪くても倒産することはないだろう」という軽い気持ちで投資していました。
そんな中で経営が危ないと噂され。みるみるうちに株価が下落し、結局は倒産してしまいました。最後の上場廃止になる前に株式を売却しても良かったのですが…。
倒産後に日本航空から「株主の皆様へ」なる薄い紙一枚の通知が来ました。正に株券が紙切れになったという感じです。この時は、流石に妻から小言を言われました。
投資(損失)金額は221万円であり、「大きな独占に近い会社でも倒産する」という、私にとって良い教訓になりました。他にも似たような失敗事例がありますが、追々書いてみようかと思います。