我家は賃貸マンションに住んでいますが、オール電化ではなく、ガスも使用しています。住んでいるマンションは都市ガスですが、田舎なので少し郊外に行けばプロパンガスが一般的です。
電気は火事の危険性が低く、リタイア後に住む家はガスを止めてオール電化にしたほうが良いと感じます。一方で電気は台風などの自然災害に意外と弱く、停電になるとエネルギー供給が停止して家では何もできなくなります。
過去に住んでいた郊外のアパートでは、プロパンガスを使用していましたが、台風による停電で電気が使えなくなった時もガスは使えたので、お風呂や食事などに困らなかったと記憶しています(冷蔵庫は使えなくなりましたが)。
将来電気社会が来るのか
先日、仕事である電機メーカー(世間で良く知られている巨大メーカー)の方と打合せを行いました。その打合せで、余剰電力の有効利用に関する話が有りました。
私自身、多くの原子力発電所が止まっているので、電力供給は足りないという認識でしたが、実際は少し異なる様でした。確かに現在でも電力不足の問題はあるようですが、将来は自然エネルギー(太陽光、風力)による電力普及が進み、電気が余剰となり、余った電力の有効活用が必要になってくるとの事でした。
一部の電力会社では、太陽光発電の買電を止めるという話が出ており、余剰電力が増加していくようで、余剰電力を活用する国が関わるプロジェクト(国プロ)が幾つか立ち上がっているようです。ちなみにドイツなどヨーロッパでは風力発電が盛んで、かなりの余剰電力がある様です。
自然エネルギーの中でも太陽光発電は、昼間に発電する事は出来ますが、夜は発電する事はできません。火力や原子力の様に需要に応じて発電する事が出来ないので、コントロールが難しいです。
昼間の晴れの日に発電が増える…と考えますと、夏場の昼間に暑くてエアコンを効かせて電気を消費しても、夏場の昼間は発電能力が十分あって、電力不足にならないような気がします。
自然エネルギーは無限にあり、太陽光や風力の普及がドンドン進んで設置コストが下がれば、電気代は大幅に低下する可能性が高いです。そう考えると、現在電気以外で稼働している機器は、将来全て電気に置き換わる可能性が高いでしょう。
電気自動車への移行は進むでしょうが、電力会社は電気供給者が増えるので、将来かなり厳しいかもしれません。電車については地方のディーゼル車は電車や電気自動車(バス)に置き換わるでしょうが、都市圏の電車は電力コストが下がれば、恩恵を受けるかもしれません。
電気自動車の普及は?
よって10年、20年後の社会では電気が中心の生活になっているかもしれません。その場合、オール電化はもちろんの事、電気自動車を持つか自動車を持たずにシェアしていると思います。
昨年車をガソリン車からガソリン車へ買い替えたばかりで10年乗ると思われ、まだ車を新しくするつもりはありませんが、次に買い替える車はガソリン車ではないでしょう。また世界各国で2025年や2030年にガソリン車の生産を停止すると言われていますので、何れ今乗っている車は使えなくなるかもしれません。
電気自動車については、電気を充電するインフラの整備が必須と思います。私が気付いていないだけかもしれませんが、住んでいる県では電気自動車を充電できる急速充電器を殆ど見かける事はありません。
ただ、急速充電器については急速に普及が進んでいる様で、現在は全国に7,000箇所以上もあるようです。一方で給油所(所謂ガソリンスタンド)は年々減少している様で、現在30,000箇所を切る位になっている様です。もしかすると何れ逆転するかもしれませんね。
一方で、電気自動車を持った場合、家での充填設備も必要になりますので、インフラが整わない内はまだ住宅購入はできないかな…と感じます。