一般的に多くの人は、仕事は最低でも60歳定年まで勤めることが前提であり、仕事を途中で退職して、リタイア をする計画はしていないと思います。
またずっとリタイアしたいと思い続け、ある日突然急にリタイア宣言しても、家族内で置かれている状況は異なるので、最初は家族から反対され、自分が思っていた想定と異なるケースがあると思います。
リタイアを計画、実行した方々の例を参考に、私なりにまとめた家族に理解を得られるためのポイントを紹介します。
1.早くから計画し、家族に宣言する
10年、20年もつらい仕事をして、ずっと思い続けてリタイアを達成させた時の喜びは大きいと思います。
ただずっと思い続けても家族に言わないである日突然宣言すると、家族全員困惑すると思います。
最も心配なのが「お金」に関わることですが、十分な資産があったとしても、そのまま家族で受け入れられるという事はないようです。
家族の中でも配偶者が仕事を持っていたり、子供の進路や就職状況によって、自分が思い描いていたリタイア生活はできない可能性があるようです。
少なくともリタイアする5年以上前から宣言し、家族にも意識してもらう事が大事と思います。私のケースですと、リタイア計画を10年以上前から家族に宣言しています。
2.資産の現状と将来の見込みを(ある程度)示す
リタイアする上で「余裕のある資産形成」は必須と思います。まあ、田舎で自給自足の生活をするのであれば、必須ではないかもしれませんが…。
通常、リタイアを計画する(したい)人が資産の管理や運用をすると思います。この時、資産の状況は余り家族内で共有されないかもしれません。
ただ少なくとも配偶者には、リタイアする際の心配を取り除くためにも、「ある程度この位の資産はある」と情報共有しておいた方が良いかもしれません。
私の妻も資産管理状況の話は余り興味がない(私に任せている)のですが、資産総額や投資先などある程度情報を流しています。
3.無理のない計画を立てる
リタイア資産を築くためは、ある程度月々お金を貯める必要があります。人より早く仕事から離れることを考えると、切り詰めた生活になるのが想像されます。
我家でも生活費はなるべく抑えています。ただあまり切り詰めるとストレスが溜るので、少し余裕を持った計画を立てています。
ストレスを下げるのに最も良いのは、「休日の外食」です。外食とは言っても、高いものではなく、家族3人で1回当たり大体2,000円以下で済ませています。
しかも大体単価が安く済むランチに行きます。これで軽い気分転換になるのと、休みの家事が少し軽減され、妻の機嫌も良くなります。
改めて考えると、全て当たり前の事かもしれません。ただ家族の理解を得る、得ないで将来の計画は大きく異なると思います。
例えばリタイアを前提として、配偶者(妻)も将来の事をうっすらとですが、考えることができると思いますので。