前々回に引き続き持ち家と賃貸について記載しましたが、現在の私の考え方も含めて少し書いてみようかと思います。
1.家の購入の必要性について
住んでいる街では、サラリーマンである程度安定した収入が入ってくるので、住宅ローンを利用した家の購入は、それほどハードルは高くありません。
これが東京などの都市部ならば、住宅価格が高く、購入資金を準備するだけで大変と思います。そう考えると、今住んでいる街の住宅環境はそれほど悪くないと思います。
私の家族構成は、私と妻、子供1人の3人です。一戸建てならば家の大きさにもよりますが、少々大きすぎると思います。一方、今は子供が小さいのですが、大きくなれば自分の部屋も必要になるでしょう。
ただ子供が1人部屋を必要とするのは、10年位(小学生~大学入学まで)であり、その後は妻と2人で住むことになります。使わない部屋は物置になるか、偶に帰省した子供が使うくらいと思います。
たった10年程度のために、新築一戸建てを購入する必要はあるのか?という気がします。もちろん家の購入は、個々人の価値も違いますので、何が正解か分かりませんが…。
2.将来の住宅事情について
新築は住んだその日から2~3割価格が低下すると聞きます。一戸建ての場合、自分が高齢者になった時、2階に上がるのは苦痛になると思います。事実、自分の祖母や親が2階部分を持て余していた状況を、目の当たりにしました。
家を持っていないリスクとして、「老人には賃貸を貸してくれない」という事をよく聞きます。確かに貸す側からすると、老人は病気等で亡くなるリスクがあるので、若い人に借りてほしいというのは理解できます。
ただ日本は人口減少で住宅が余っており、今後も空き家が増えてきます。政府が移民政策などで人口を増やさない限り、この現象は止まらないと考えられます。
一方、高齢者が増えるので、高齢者用の賃貸住宅は益々増えると思います。ただそのような賃貸住宅は、借手(老人)のリスクもあるので一般の賃貸より高くなるので、ある程度のキャッシュが必要でしょう。
今の私の選択肢としては、家を購入して住むのではなく、このまま賃貸住まいを続けて資産(キャッシュ)を増やしていく事です。将来、ある程度どのような状況でも対応できるように準備しておこうかと考えています。