先日、自分の資産内容を確認していた所、自社の株式を資産総額に入れていない事に気づきました。自社株は、持株会制度で定期で積み立てており、現在どのくらいの評価額になっているのか全く知りません。
私の会社も同様ですが、ある程度歴史のある企業であれば、安定株主を確保する目的で持株会制度を作っている所も多いと思います。
一方で、スタートアップ企業であれば、「ストックオプション」として、会社の規模が大きくなった時に、大きく儲けることができる制度もあるのでしょう。
持株会はお勧めしない?
先日、マネーリテラシーに関する情報を沢山配信している方のYoutube動画を見ました。名前は出しませんが、チャンネル登録者数も100万人を超えている大物Youtuberです(私もチャンネル登録をさせて頂いており、この方が出版された本も見たことが有ります)。
ちなみに今回見た動画は、「持株会」に関するものでした。動画の締めくくりとしては、「持株会は、投資としてお勧めしない。」というものでした。
持株会のメリットについては、会社からの補助が出ることが大きいのですが、それ以上にデメリットも多いとのことです。ちなみに動画配信者が言われるデメリットとは…
①値下がりによる資産減少リスク
②容易に売却できないリスク
③給料と投資が重複するリスク
だそうです。
多くの方が持株会に勧誘されて入会するタイミングは、会社に入社する時がほとんどと思いますが、動画では「新入社員でよく分らないまま持株会に入会するのは危険。メリットとデメリットを考えて入会を。」と締めくくっていました。
私も持株会はやっていますが…
最初に記載した通り、私も持株会をやっています。Yuotuberの方が言われるように、私も今の会社に入社した時に入会しました。この低金利時代に数%もの補助金が出るのは有り難く、会社の同期の殆どが持株会に入会したと思います。
一方で、積立金額については毎月1,000円単位でできるのですが、私は最低金額の1,000円しか積み立てていません。同期の中には、毎月5,000円や10,000円を積み立てている人もおり、今では結構な資産額になっていると思います。
ちなみに私が持株会に入会して、積立額を最低の1,000円にしたのは、以下の理由になります。
①会社に(ある程度)忠誠心は見せておいた方が良い。
②会社が倒産時、給料と資産の両方を失うので、失っても後悔しない程度で
③会社に入って、直ぐに株式投資をするつもりだった。
丁度就職氷河期真っただ中だったこともあり、どちらかというと「会社に拾ってもらった。」という意識がどこかにあったと思います。
入社後も会社の先輩や上司から、「持株会は入ってる?」と聞かれて、「もちろんですよー」というやりとりも…。ただ持株会の入会の有無は聞かれても、積立金額までは聞いてくる人は、流石に居ません。
今は容易に転職できる時代ですし、「会社に対する忠誠心」というのはバカバカしい話なのかもしれません。
ただ上司の中には、「自社株を○○株持っているけど、バブル時代に購入したので、完全な高値掴みで今は塩漬け状態だよ。」という人も居ました。
そんな中で、持株会に入っていない、自社株を持っていない人がいると、「なんで持っていないんだ?」と言われることも過去にはありました。
ちなみに私の持株も月1,000円で20年以上積み立てているので、資産額も20万円を超えているのでしょう。
ただ今とはなっては、20万円位の自社株は今の金融資産額からすると微々たるものですし、存在自体を忘れていた…というのが本音です。