トランプ大統領の関税政策で、株価が乱高下しています。特にアメリカの株価はかなり下落しており、NYダウは45,000位だったのが、現在では39,00まで低下しています。
あくまでも予測ですが、過去の下落を見ると最高値から20%位は低下する事が多かったので、35,000~3,6000までは下がるかもしれません。
ちなみに私の資産ですが、3月末時点で最も多い時と比較して2%位の減少でした。月に1回の頻度で月末しか確認していないので、次回の確認は4月30日になります。
恐らく再来週辺りに報告する事になりますが、前回からかなり減少しているでしょう…。
リーマンショックを思い出す
今回の下落がどこまで続くのかは、誰にも分かりません。コロナショックの時は、僅か2ヶ月で下落が止まりましたので、既に記憶が薄れている人も多いのではないでしょうか。
一方でリーマンショックの時は、株価が再上昇するまで数年かかりました。それだけ経済に与えた影響が大きかったのでしょう。
私自身、コロナショックよりリーマンショックの時の方が心理的なダメージが大きかったと思います。
コロナショックの時は既に資産額が1億円を超えていましたし、資産も株式、債券、不動産、金や銀などにも分散していたので、余り気にしていませんでした。
一方でリーマンショックの時は、丁度資産額が1千万円を超えた時でしたが、分散投資は全くせず、90%以上が日本の個別株で占められていました。
ご存じの方が多いと思いますが、リーマンショックが起きたのは2008年、日本の株式市場はそれから約4年間も低迷が続き、2012年からようやく上昇に転じています。
よって私にとってこの4年間は「暗黒の時代」だったと思います。日本株の集中投資の反省もあり、この時から株式だけでなく債券や外貨預金も検討し始めました。
ただこの時始めた外貨建ての投資は外貨預金だけだったので、その後のアメリカの株価上昇の恩恵を受けられなかったのは残念ですね。
もしリーマンショック後に、米国株式ETF(S&P500、VTIやVOO等)を定期定額買い付けを始めていれば、資産額はもっと増えていたでしょう。まあ、「取らぬ狸の…」という事になりますが。
仕事に注力するタイミングかも
リーマンショックでは、株価下落の影響を受けて、金融資産も大幅に減少しました。その当時はショックが大きく、毎日チェックしていた証券会社の口座を暫く見なくなったと記憶しています。
所持していた株式は殆ど売却せず、4年間塩漬け状態となっていました。その後の株式上昇で含み益が出た時点で売却できたのは良かったのかもしれません。
株価の下落、低迷に嫌気がさした事もありますが、丁度2010年を過ぎた辺りから急に仕事が忙しくなり、株価チェックをする暇が無くなりました。
最も忙しい時は、平日は朝7時から夜は23時まで、土日のどちらか出勤、という状態でした。今から15年前の事ですので、当然「働き方改革」という言葉はなく、正にブラックな働き方でしたね。
仕事が忙しかった事で、投資の事は頭からすっかり抜けていました。ある程度仕事が落ち着いた時に資産額を見ると下落していた株価が戻っていた、という感じです。
今の仕事はそれなりに忙しいのですが、15年前の様な無茶な働き方では無い為、投資に関する時間はある程度確保できます。
ただ実際の投資に関しては、株式・債券・不動産のETFを定期定額で自動で買付している為、通常は殆ど何もすることがない、というのが現実になります。
毎日証券口座を眺めて、下落する株価と金融資産の減少額を確認しても気分が落ち込むだけですし、自分の力ではどうする事も出来ないので、時間の無駄といえるでしょう。
そう考えると、15年前の事を思い出して、暫く投資から離れて仕事に注力する、というのもアリかな…とも思います(今でも給与所得が全収入に占める割合が多いですし)。
働き方改革とは言いますが、「人より仕事を多くこなす」、「(仕事に活用できる)スキルを増やす、向上する」ことで給料収入を増やす良いタイミングかもしれませんね。