欧米には、仕事から離れて長期休暇を取る、「サバティカル」と呼ばれる言葉があるそうです。欧米人全員がサバティカルを取る訳ではないのでしょうが、長い人は1年以上休暇を取る人もいるそうで、休暇後に仕事に復帰できるのか…と思ってしまいます。
ただ日本でも女性に関しては、産休や育児休暇で長期間休まれる事も有りますし、私の会社でも産休と合わせて少なくとも半年は休暇を取るのが普通になっています。
男性側も昔に比べて育児休暇も取得し易くなっていますし、私の会社では上司宛に人事から『(子供が生まれたら)部下に育児休暇を取得させなさい。』という通知も来ます。
10年以上前であれば、「男性が育児休暇?はぁ?何言っているの?」という雰囲気でしたが、この数年で職場環境も大分変り、働きやすい時代になったなぁと感じています。
誰にも拘束されない状態
リタイア後にしたい事の1つに、「1ヵ月の長期休暇」があります。1ヵ月間、何もしない期間を作りたいと考えていますが、流石に自宅でゴロゴロしていると邪魔者扱いになりますので、何処かマンスリーアパートを借りて何もしない期間を作れないか、と考えています。
現在の職務は非常に忙しく、年休はおろか、テレワークもできない状態です。1年位前に3ケ月間だけラインの管理職から外れた時期があり、その時は年休を全部取得して1ヵ月不在にしても問題無いような気がしましたが、今では夢のような話ですね。
以前、アーリーリタイアに関する本を読んだのですが、
『(我々は)3~4歳から幼稚園や保育園などの学校に通い始め、小学校、中学校、高校、大学と進んだ後、会社に入って定年まで働く事になる。』
『すなわち65歳を定年と考えると、我々は60年もの間常に何かに拘束された生活を送る事になる。』
と書かれていました。
考えると朝起きて、何もしなくて良い、休日でも仕事や学校の事を考えなくても良い生活から、40年以上離れている事になります。アーリーリタイアを目指していますが、『何もしなくて良い状態。』というのは、人生において経験した事が無いと言えます。
FIRE(アーリーリタイア)した人の中には、余りにもやる事が無さ過ぎて、仕事に復帰する人もいるようです。私もずっと学校、もしくは会社に縛られているので、何もしない状態は経験しておらず、どの様な気持ちになるのか分かりません。
もし、自分が暇な状態に耐えられなくなって、仕事に復帰したとしても、それは良いと思います。アーリーリタイアしないと、"暇な状態" がどの様な事なのか、知ることはできませんし、ある意味 "貴重な経験" と思います。
長期滞在ならば沖縄か北海道か
リタイア後の『何もしない1ヵ月』については、自宅ではなく、沖縄か北海道でしようかと考えています。もし自宅で何もしないでぶらぶらしていると、妻も機嫌が悪くなると思います。
北海道については、若い時にオートバイでツーリングに行った事があり、その時の印象が強く残っています。ただ冬は厳しいので、夏場限定になりますが、夏の北海道は気候も良く、観光客が多いと思いますので選択肢としては無いかな、と考えています。
行くのであれば、冬のオフシーズンの沖縄かもしれません。こちらも冬の寒さを避けて長期滞在する人は居るでしょうが、冬休みや年末年始を避ければ、安価に滞在できるのではないか、と考えています。
沖縄はまだ1度も行った事がありませんが、ネットで調べると長期滞在する人も多いようですし、マンスリーアパートやドミトリーなど結構あるようなので、第1候補として考えています。
ただこの話を妻にしたら、「反抗期の子供を置いて、1ヵ月も家を不在にするの?」と言われました。アーリーリタイアと同様に1ヵ月間不在にするにも妻が納得する計画を今から立てる必要がありそうです…。