一般的なサラリーマンであれば、60歳で定年、65歳まで雇用延長で働く人が殆どと思います。普通であれば65歳の雇用延長終了と同時に仕事を辞めるのでしょうが、最近では70歳まで働く人が増えていると思います。
私の会社でも技術力のある人、ある特定の分野で秀でている人は、会社からお願いして65歳以降も働くケースもあります。会社からお願いして65歳以降働く方は、仕事の能力が高いだけでなく、人格的にも立派な方ばかりと感じています。
最近、自分が年を取ったせいなのか、若い人と話すと良い刺激になるな…と感じることがあります。ただ若い人と話す時は、なるべく自分の話をせず、若手の話を聞くべきだな、とも思います。ただ若手に対して緊張しない雰囲気を作ろうと、少し話過ぎてしまう事がありますが…。
自分の事を話過ぎてしまった時は、若手から「この人自分の話しかしないな…」と思われているのでは?と気になる時があります。話が上手い人は、上手く相手の話を引き出して、相手の気持ちを良くするのでしょうが、中々その境地にはならないですね。
リタイア後にやろうとしている事
前置きが長くなりましたが、リタイア後にやろうとしている事を紹介したいと思います。釣りなど、個人で楽しめる趣味をもっと頻度を増やしてやろうと考えていますが、なるべく人とコミュニケーションを取れるような事もしたいと考えています。
会社という環境はには、様々な年齢や性格の異なる人がいるので、コミュニケーションを取る場として考えると、非常に良い環境と思います。なるべく自分と異なる人とコミュニケーションを取る事によって、視野が広がるきっかけになると思います。
ただ会社の場合、働く目的は皆さん同じですので、意見が異なる事は少なく、劇的に視野が広がる事は無いかもしれません。
一方でリタイア後は、引きこもって他人とコミュニケーションを全く取らなくする事も出来ますし、新しい環境に飛び込んで会社にいた時よりも視野を広げる事も出来ると思います。
リタイア後の生活について、妻と話す機会がありますが、私のやりたい事については、以下の様なことを上げています。
・サッカーチームのボランティア
・青年/シニア海外協力隊
サッカーチームのボランティアについては、妻も興味がある様で、一緒にできればと考えています。一方で、海外協力隊については、私だけの希望であり、妻は全く興味が無いようです。妻は海外に行くのは良いみたいですが、あくまでも "海外旅行" であり、海外に行って働く選択肢は無いようです。
別の仕事に就くという手も
サッカーチームのボランティアや海外協力隊にしても、『同じ目的の人が集まって、同じ目標に向かって行動する。』という意味では、行動が明確で一緒に活動しやすい環境と言えます。
これは仕事に関しても同じことが言え、『会社の利益を上げる。』という目的で人が集まって活動しているので、同じ環境といえます。
同じ会社に勤め続ける事は、環境が変わらないので本人にとっては居心地が良いのでしょうが、『視野を広げる』と言う意味では、成長する機会は少ないのかもしれません。
中高年の方が転職するのは、非常に難しいとは思えますが、全く新しい業種に就くのもありかな、とも考えてしまいます。
私の場合、今の仕事はほぼデスクワークであり、頭を使って人を動かすのがメインの業務ですが、本当は自分の体をある程度使って仕事をしたいとも考えています。
中高年なので現場でガッツリ重労働をする事は出来ませんが、サービス業や倉庫内の軽作業など、ある程度自分でも動ける仕事をしてみても良いかな、とも考えています。
もちろんこの場合、今の給料の半分か、1/3以下になるかもしれません。リタイア後の働き方は、「お金の為」というより、社会との繋がりや人とのコミュニケーションに重点を置いた働き方になると思います。