どこの図書館も同じでしょうが、最近は様々な雑誌が置いてあり、最新号以外は何冊でも借りる事が出来ます。その中で先日図書館で少し古い日経ダイヤモンドを借りて読みました。10月に発行されたものですが、「FIRE」に関する特集が組まれていましたので気になり、手に取りました。
プレジデントや日経ダイヤモンド等の経済雑誌を借りて読むことはありますが、最新号は借りる事が出来ないので、借りて読むことが出来る記事は古く、投資に使えそうな情報は余りありません。ただ特集記事の中には、少々古くても参考になる情報があるので、偶に借りて読んでいます。
FIREを達成した人
気になるFIRE特集ですが、既にFIREを達成した2人の方が紹介されていました。1人は、「たばぞうさん」、もう1人は「弐億貯男(におくためお)さん」です。たばぞうさんは、以前からブログを拝見する事があり知っていたのですが、弐億貯男さんは今回借りた雑誌で初めて知りました。
お二人とも株から投資を始めたようですが、今の投資スタイルは異なるようです。たばぞうさんというと、米国株式で有名と考えていましたが、現在太陽光発電と不動産投資もしている様です。
ちなみにたばぞうさんの年齢は、現在(2021年10月号の記事)私とほぼ同じですが、純資産は3億円です。私の純資産は1.3億円ですので、結構の差がありますね…。
もう1人の弐億貯男さんは、その名の通り純資産は2億円あるようです。実際、2億円を達成したのは、2019年度との事ですので、今はもう少し増えているのかもしれません。
資産の中身は少し違うようですが、弐億貯男さんの投資経歴を見ると、私と同じ時期に投資を始めた事が分かりました。弐億貯男さんが投資を始めたのは、入社3年目の2002年からだそうです。その当時仕事が辛く定年まで働ける自信が無かったとの事で、退職しても生きていける様に投資を開始したとの事。
私と大きく異なるのは、その時キチンと目標設定(2020年までに2億円の資産を築く事)した事でしょう。私も同時期に投資を始めたのですが、数十万の元手から約20年かけて2億円の資産を築こうとは全く考えていませんでした。
ちなみに私が1億円を達成したのは、2018年なので、同じ年数を掛けて投資をしていましたが、結果として資産は倍の差がついています。やはり最初から良く考えて、明確な目標設定をすることが大事と思いました。
アーリーリタイアしない選択肢も
たばぞうさんは、数年前に会社を辞め、アーリーリタイアしたそうです。ただ退職後は、投資のアドバイザーやブログ作成、最近ではYou Tuberとしても活躍されている様です。3億円もの資産をお持ちですが、不動産管理もあるので、退職後も忙しいようです。
一方で弐億貯男さんは、未だ会社を退職していないようです。退職しない理由としては、退職後にやる事のイメージが湧かないためだそうですが、最も大きな理由としては、『2億円』という金融資産を築いた事で、「何時でも会社を辞める事が出来る」という気持ちになった事だそうです。
お金の為に会社で働かなければならない、という気持ちが無くなり、自分の意見を明確に言えるようになった事で、仕事にも良い効果をもたらし、昔よりは仕事に対する嫌な気持ちが無くなったそうです。
ここら辺の気持ちは、私も非常に共感できます。「お金の為、家族の生活の為」と考えて仕事をすると、上司や他部署との軋轢を生まない様に言いたい事も言えませんし、ストレスを抱える事が多くなります。
私の場合、資産はある程度大きくなりましたが、生活費を賄うだけのキャッシュフロー(不労所得)はまだ目標を達成していません。もしキャッシュフローが生活費を超えて、何時でも退職できる状態になれば、仕事に対する気持ちが更に変わるのかもしれませんね。