冬になると、釣りはオフシーズンになります。車で遠出するか、船に乗れば冬でも釣りを楽しめるのでしょうが、私の釣りのスタイルは自転車で行ける漁港や防波堤、砂浜での釣りであり、近隣では冬は全く魚が居なくなるので、毎年12~3月はお休みになります。
しかし1ヵ月もすると、釣りに行きたい気持ちが強くなり、ダメと分かっていても寒い中釣りに行って、大抵ボウズ(=釣果ゼロ)で帰ってきます。今は、ネット動画があるので、週末暇を持て余す事は無くなりましたが、昔は冬の間は何もする事が無かったような気がします。
冬に楽しめる趣味を考えてみた
以前、リタイア後の生活を考えて、冬でも楽しめる趣味は無いか考えた事がありました。冬限定というのであれば、「スキーやスノーボード」を思い浮かべるかもしれませんが、ただ道具を揃えるのは面倒ですし、全くのド素人が今から始めるとなると、かなりの熱意を持って取り組まなければなりません。
またスキー場まで車で行く場合、スタッドレスタイヤなど、雪対策の備品を揃えなければならず、物をなるべく減らしたい私としては、気軽に始める趣味とは言えない所です。
結局色々考えた挙句、長く続けられそうな趣味は思いつかず、国内旅行位しか選択肢が無い事に気づきます。温泉旅行は冬の方が適していると思いますので、冬の間に国内各地の温泉地をめぐるのは良いかもしれません。ただし妻は温泉に入るのが余り好きでは無い(長湯は苦手)ので、結局1人での旅行になりそうです…。
以前の記事で、何もすることがない冬に、「勉強を趣味にしてはどうか。」と書いた事があります。確かに勉強は何時でも出来ますし、釣りやスキーなどと違い、天候に左右されることはありません。
ただ最近仕事で忙しい影響か、勉強に対するモチベーションが下がっていると感じます。以前は休日も図書館や市の勉強できる施設に行って、勉強していたのですが、最近休日は全く勉強しなくなりました。
休日に勉強しなくなった理由は、仕事の忙しさだけでなく、『子供との時間を大切にしたい。』と考える様になったのも大きいと思います。現在小学校3年生の子供は、まだ私の相手をしてくれているのですが、あと数年後には話もしてくれなくなるかもしれません。
投資は趣味と言えるのか
では他に何か良い趣味は無いのか…とよく考えると、「投資」は私が最も長く続けている事と思います。会社に入社してからですと20年、学生時代から投資本などを読んでいた事を考えますと、凡そ30年は投資に関わってきたと思います。
果たして「投資は趣味と言えるのか?」という疑問が残りますが、やってて楽しい、苦にならないという意味では、趣味なのかもしれません。ただ他人に「釣りが趣味です。」とは言えても、「投資が趣味です。」とは中々言えない所です。恐らく「投資が趣味」といった所で、驚くか、変な目で見る人が多いのではないでしょうか。
日本人は、お金の事を公の場で話すのは、余りしないと思います。よって、他人がどの位の資産を持っているのか、またはどのような投資をしているのかは、知ることが出来ません。偶に年金等、老後資金の話をすることがありますが、それでも相手の考えは良く分らない所です。
お金持ちへの嫉妬を持つ人は少なからずいると思いますし、なるべくお金を持っている事を隠したがる人が多い様に感じます。事実、私より年配者で特に趣味が無く、明らかにお金を貯めこんでいると思われる人が、「全く無いよ~。」と言っていますが、現実は違うと感じています。
結局、投資を趣味にしても、釣りの様に釣り仲間と釣果について話し合う(=情報交換、釣果自慢)様な機会は得られないので、一人で黙々と続けるものなのかもしれません。