以前から取得したいと考えていた「フォークリフトの運転免許」ですが、運転に必要な技能講習を受講してきました。自動車免許と同様に、フォークリフト運転免許があると考えていましたが、実際の手続きは、「フォークリフト技能講習」を受講し、学科や実技のテストにクリアする事でした。
フォークリフト技能講習とは
今回受講した「フォークリフト技能講習」は、以下の様なものです。ただし、今回私が受講したコースは、「普通者免許あり、フォークリフトの経験なし」のBコース(4日間)で、フォークリフトの経験ありのCコースであれば、講習期間は2日間と短くなります。
1. 講習会概要(普通免許あり、フォークリフトの経験なしのBコース)
・学科1日(初日)、実技3日(2日目以降)の合計4日間コース
・何れも8:00~17:30 のスケジュール
・学科も実技も1時間毎に10分程度の休憩がある。昼休みは50分。
・学科、実技共にテストあり。ほぼ合格する。
2. 資格取得で出来る事、出来ない事
・全てのフォークリフトの運転が出来る。
・公道は走れない。倉庫や会社内の限られた範囲内での走行。
フォークリフトの中でも、最大荷重1トン未満であれば特別教育で運転できます。ただ一般的なフォークリフトは、2.5トンや3.5トンなので、技能講習の受講が必要になると思います。
私自身見た事は無いのですが、世の中には最大荷重が20トンや25トンを超えるフォークリフトがある様です。技能講習を受講すると、サイズの上限はないので、物流関係の仕事をするのであれば、必須の資格と思います。
あと想定外だったのが、フォークリフト技能講習を修了したとしても、公道は走れないという事でした。実際に走れるのは倉庫や会社の敷地内だけであり、公道を走るのであれば、別途「大型特殊免許」が必要になるとの事でした。
またフォークリフトを公道で走らせたい場合、フォークリフト自体もナンバー取得や車検が必要になるとの事でした。考えて見ると、私の会社で走っているフォークリフトにナンバーは無く、公道を走るようになっていません。会社内だけで作業するのであれば、大型特殊免許は必要ないと思います。
初日の学科について
講習が行われる会場は、家から車で20分位の近くにありました。8時から開始という事ですが、事前に電話で「初日の受付は8時15分からなので、会場の門が開くのは8時です。早めに来られても開門していないですよ。」と言われ、7時45分に行きました。
後日、講師の方が早くから来られており、もう少し早く会場に入れる事が分かりましたので、2日目以降は、7時半には会場に着くようにしました。初日の学科は、Cコースの方も参加します。私が受講した時は、Bコース5人+Cコース5人の合計10人の受講者がいました。Cコースの中には、1名ベトナム人の方がいらっしゃいました。
最初にテキストが配布され、フォークリフトの機械的な説明や、走行及び荷役の考え方、力学的な話もありました。基本的に講師の方が「ここは重要ですよ。」と言った箇所は、テストに出ますのでテキストにしっかりマーキングをします。
学科の講義が終わったら、17時からテストがあります。テストは全部で20問位(問題用紙を回収されたので、明確な問題数を忘れました)で、3択から選ぶマークシート方式です。講義を聞いていたら、確実に合格できます。また日本語の不得手なベトナム人の方には、講師の方が問題文の意味を横で説明されていました。
テストは、1時間となっていますが、実際は最短で10分、かなりキッチリ見直しをしても20分で終了します。結果、受講者全員合格する事が出来ました。授業中にうたた寝している人もいましたが、まず不合格にはならないと思います。