体力、知力、気力の衰えは、40歳を過ぎたころから一気に感じるようになりました。50歳を過ぎた人からは、「40歳も確かに変化は大きいけど、50歳の時はもっと衰えを感じるよ。」と言われました。
以前、元体育の先生で定年後はスポーツ指導員をされている人から、人は30歳の時が体力、知力、気力が全てMaxであることを聞いたことがあります。確かに30歳といえば、会社でも仕事を自分で回せるようになり、体力もあるのでバリバリ働けるように見えます。
逆に30歳は最も自信がつく時期であり、年配の上司の仕事の無能さ(得てして表面的なものでしょうが)を感じて不満を持ってしまい、最終的に転職してしまう人もいます。10年経って40歳になれば、衰えを感じて当時の上司の気持ちもわかるのでしょうが…。
体力、知力、気力の衰えを防ぐ
気力はその時の状況などで変わっていくのでしょうが、年を取る事で体力や頭の切れは悪くなります。少しでも衰え(老化)を遅くするように、日頃から意識して行動するしかありません。
私自身、40歳前後で健康診断の値に悪化が見られたので、5年前から少しでも運動になるようにと徒歩通勤を始めています。徒歩通勤を始めてから、体重が最大時から10kgも減少しました。また上昇傾向にあった血圧も今では安定し、最近の健康診断では上が110を下回る数字になっています。
今の所健康診断の結果を見る限りは、特に悪い所はなく、同年代の人より健康を維持していると思います。40歳半ばになった同期を見ても、何らかの病気を持っており、常時薬(尿酸値、血圧を下げる薬が多い)を飲んでいる人も多いです。
知力、気力の衰えに対する改善方法は、今までアイデアが無かったのですが、昨年から毎年行動目標を設定し、資格取得や新しい事への挑戦などを始めています。ブログを始めたのも、気力をアップさせる方法の1つと思います。
自己評価ですが、今では衰えに対して、他人より気を付けていると思います。「なぜそんなに(健康等に)気を付けているのか?」というと、「快適なリタイア生活を送りたい」、という思いがある為です。好きな物を食べて、お酒を飲んで楽しい生活をしても良いのですが、体が健全でないと快適なリタイア生活送れません。
今の行動が5年、10年先の自分を作る
運動の大切さは昔から認識しており、独身時代は運動する為に、スポーツジムに通っていました。この時、あるスポーツトレーナーの方から、「今のあなたの体を作っているのは、5年、10年前のあなたの行動です。よって今の行動が5年、10年先のあなたの体を作る。」と言われたことがあります。
若い時から運動を継続していたおかげで、同年代の平均よりは体力はあると思いますが、運動を止めてしまうとこの先リタイアした時には思うように体が動かず、自分の好きな事が出来なくなる可能性があります。
学生時代は勉強、社会人では仕事に追われて自分の好きな事をする時間は十分とれなかったと思います。リタイア後に、「よし、これで少しは好きな事をするか。」と思っても、体が動かないと元も子もありません。
最近You Tubeである有名な精神科医の方が、今読んでいる本の効果は、5年、10年先に出てくると言われていました。運動の方が体重が落ちたり、体力がつくなど比較的効果が早く分かり易いのですが、勉強(知力)は中々効果が見えてくるわけではないようです。
簿記についても勉強を1年以上続けて、ようやく今まで分からなかった会社の会計の仕組みや決算報告書が読めるようになったと思います。勉強を続けることで、頭は活性化しますし、ボケ防止になるのではと考えています。
体力、知力を維持していくには、地味な努力が必要なのでしょうね…。