今年のゴールデンウィークは、旅行に行く計画もなく、暇を持て余すだろうと考えていましたので、休みに入る前に図書館で何冊か本を借りていました。
長期休みがあれば、自分の人生をゆっくり考える時間が出来ます。私の場合、アーリーリタイアを目指していますので、リタイア後にしたい事、出来る事についてヒントとなる本を借りて読んでみました。
リタイア後に働く場所はあるのか?
現在、私は簿記の勉強をしていますが、「リタイア後の働く選択肢を広げる」のも目的の1つです。今私が携わっている業務は、かなり範囲の狭い分野であり、世間一般から考えると私の技能は汎用性の低いものと考えられます。
大学、大学院、会社で学んできた技能が生かせるので、「何となく大学に行ったけど、会社では何も役になっていない」という事はありませんが、かなり先鋭化された技能と思います。それなりに高い給料を頂き、今の会社には不満はありませんが、今の会社から放り出されたら、食べていけないでしょう。
ただ会社内でも「電気技術者」の分野で働いている人がいますが、汎用性も高く、技術者不足の為か、容易に転職できるようです。また電気技術者の場合、65歳定年後でも別の会社で働いている方がおり、少しうらやましく感じます。
「簿記=汎用性が高い」とう訳ではありませんが、どの会社でも経理部門は必要であり、転職サイトを見ても、ある一定の需要はあるようです。また今の会社で働いていても、簿記会計の知識は役に立ちますので、勉強を続けている所です。
ただリタイア後の「経理未経験のシニア社員を雇うか?」というと、現実は甘くないと思います。恐らく日商簿記2級を持ちながら、中小企業で長年経理担当者として働いていれば、再就職時に有利に働くでしょう。
今は、「土日の空いた時間で経理の仕事をできないか?」と考えています。ただ妻からは土日も働くと、子供と過ごす時間が無くなる為、このアイデアは却下されてしまいました。また私の会社は、副業禁止なので、お金はもらわず、ボランティアで空いた時間経理の仕事が出来ないかと模索しています。
リタイア後は人のつながりが大事
今回図書館から借りた本には、リタイア後、特に人との関わりを大事にすることが書かれていました。人と関わる手段として、働き続けるのでも良いですし、ボランティアをする事も勧められていました。
同じ目的を持った者同士が集まって何かすることが大事であり、人と関わる事で年を取りにくくなります。女性は人とコミュニケーションをとるのが上手く、男性は不得意な人が多いでしょう。
特に会社一筋で生きていた人にとっては、会社での人間関係が全てですので、定年退職後は家にこもりっきりか、図書館にたむろしてしまうそうです。
確かによく行く市立図書館の雑誌新聞コーナーには、年を取った男性の比率が高いように感じます。私もコミュニケーション能力が高い方ではないので、このまま50歳過ぎでアーリーリタイアした場合、家と図書館の往復生活になる可能性があります。
一方妻は交友関係が広く、どのような人とも上手くコミュニケーションをとる(妻は本心を隠して話していると言っていますが)事が出来ますので、出来る限り見習おうかと考えています。
経理のボランティアは、1つの手段ですが、昨年までやっていた地域のスポーツ推進委員や自分に興味のあるボランティア活動が無いか、今から色々探した方が良いように感じます。