会社によって差はあると思いますが、どの会社にも「働かないおじさん」がいるのではないでしょうか(もしかしたら私も同じように思われているかもしれませんが)。
中小零細企業の場合、働かない人を抱えている余裕は無いので、働かないおじさんは余りいないかもしれませんが、ある程度の規模の会社になると、各部署で1人位は働かない人がいます。
今まで社内で様々な部署を見てきましたが、明らかに働かない人がいます。「働かない人」は、仕事に対するモチベーションが普通の人に比べて極端に低く、朝から晩までネットを見て過ごすケースが多いです。
働く若手
私の会社で「働かない人」として思い浮かぶ人が何人かいますが、全て中高年社員です。私が知らないだけかもしれませんが、40歳以下で働かない人というのは、見た事が有りません。
偶々若手で働かない人を見た事が無いだけかもしれませんが、最近の若い人は私が入社した時より優秀で良く働くと感じます。仕事の飲み込みが早く、仕事のやり方を少し助言すると、経験が無い事でも直ぐに取り組み、どんどん業務をこなしていきます。
私が入社した当時、知らない事ばかりで何をやったらよいか分からず、また上司や先輩社員に聞くのもプレッシャーに感じていました。今の若い人は分からない事が有れば直ぐに質問して、更に自分で考えながら仕事を進めようとしています。
もちろんすべての若手社員が同じように自分で仕事を進める事が出来る訳ではありませんが、少なくとも仕事に対して前向きに取り組んでいる様に見受けられます。
働かないおじさん
私の会社だけかもしれませんが、「働かないおじさん」は大体50~55歳に集中しています。55歳を過ぎると定年間近になって、周りが諦めムードになっているだけかもしれませんが…。
働かないおじさんにも種類があり、
①朝から晩までネットを見て仕事をしない。
②通常働かないが、突然やる気を出して余計な仕事を増やす。
③コンプライアンス違反
等があります。大体①のケースが多く、こちらが仕事を振っても、「今忙しいから」等と言って、仕事を受け付けない人がいます。
日中ネットばかりしているので時間は沢山あるのですが、普通であれば1時間もあれば終わる仕事も平日に完了できずに「仕事が沢山あるから休日出勤が必要です」と言って、休日出勤手当をもらう人もいます。
彼らは周りのモチベーションを下げるのですが、仕事をしない以外は害が無いと判断され、社内では余り問題視されません。周りのモチベーションを下げるだけでも問題ですので、のんびりした会社と思いますが…。
会社で問題視されるのは、②や③の社員です。③のコンプライアンス違反については、私も少ししか事例を見た事が有りませんが、場合によっては懲戒免職になります。問題が大きくなると、法務部などで対応するようですが、レアケースでしょう。
中々表面化されずに会社で悪影響を与えるのが②のケースでしょう。このケースでは、通常仕事をせずにネットばかりしているのですが、ある自分が興味のある仕事があると分かると、いきなりやる気を出します。
もちろんその仕事で良い成果を上げれば良いのですが、通常仕事をしていないので、的外れな事を始めて他人の仕事を増やすだけの場合が多いです。本人は大真面目なのですが、周辺の人にとっては優先順位の低い仕事であり、真剣に取り合おうとしません。
本人は周りの対応の悪さに腹を立てて、職場の雰囲気が悪くなり、上司はそれを抑えるのに苦労しているようです。この事例は、今まで2人見た事が有りますが、仕事をしようとしているので、中々批判もできない所です。
私も自分の仕事に対して周りからどの様な評価を受けているか分かりませんが、彼らの仕事(?)への取り組み方を見て、自分に置き換えて独りよがりな行動になっていないか、考えるようにしています。