最近簿記2級についての記事が多くなり申し訳ないのですが、今回は日商簿記2級を合格するまでの道のりについて振り返ってみたいと思います。
日商簿記2級の試験は、ネット試験の合格率は少し高いと思いますが、統一試験ならば合格率は約20%です。私が受験した2月28日の第157回の統一試験の合格率は10%を切っていたようですので、相当難しかったみたいです。
合格率が20%といいますと、5人に1人しか合格しない試験であり、難しい資格に分類されると思います。日商簿記1級、税理士や公認会計士と比較すると易しい試験と思いますが、かなりの勉強が必要でしょう。
合格までどの様に勉強したのか
簿記2級を合格する為に要した期間と使用したテキストは以下の様な感じです。
・勉強期間 : 3.5ヵ月(約100日)
・テキスト : スッキリシリーズの2級商業簿記、工業簿記
・問題集 : 購入せず
本来ならば過去問や問題集も購入するのでしょうが、私の場合テキストだけ購入して、問題集は購入しませんでした。ネット試験に何度も失敗したら、購入しようかと考えていました。
簿記2級の勉強方法については、公認会計士の方がお勧めの勉強方法をネットで紹介していたので、それを参考にしました。お勧めの勉強方法とは、①テキストは1種類に絞る、②テキストを何度も繰り返して取り組む というシンプルなものでした。
お勧めの勉強方法に従って、テキストを以下の様に5回繰り返し勉強しました。
1回目 : テキストを読み、問題を解く (分からない箇所は飛ばす)
2回目 : テキストの要点を紙に書き、問題を解く
3回目 : 理解していない箇所を紙に書き、問題を解く
4回目 : 問題を解く
5回目 : 応用問題と間違えた問題を解く
テキストを5回繰り返した所で2月28日の統一試験に臨みました。結果は不合格に終わったのですが、簿記2級の内容を網羅していても、試験(問題)慣れしていなかった事が不合格の原因だったと思います。
統一試験が終了した翌日から会計の予備校のHome Pageに掲載されている演習問題(本番試験の類似問題)を使って問題を何度も解き、ネット試験に合格する事が出来ました。
ちなみにこの演習問題に取り組んだ期間は2週間でしたので、テキストに3ヵ月、演習問題に2週間と合計3.5ヵ月の勉強になりました。勉強時間は、平日2時間、休日は3時間しています。ただ試験の1ヵ月前の休日は6時間位勉強していたと思います。
簿記2級合格まで300時間の勉強が必要と聞いていましたので、ほぼ予定通りの結果になったと思います。統一試験で合格できなかったのは、勉強不足だった事と問題が難しかった事(合格率10%以下)が要因と思います。
勉強を振り返って
公認会計士の方のお勧めの方法を参考に勉強を進めたのですが、今振り返ってみると勉強方法は間違っていなかったと思います。
良かったと思えたのは、過去問の問題集を買わずに、会計予備校の演習問題を解いた事と思います。予備校が考えて作っているのでしょうが、演習問題はいずれも本番の試験より難易度が高く作られていたと思います。
合格したのがネット試験だった事も影響しているかもしれませんが、難しい演習問題を解いていた為、本番の試験がかなり簡単に感じました。試験を受ける前は、「このレベル(演習問題)の問題が出題されたら解けるかな?」…と不安に感じていました。
簿記1級の勉強をこれから取り組んでいきますが、2級と比べて難易度高く、範囲が広いので、今まで以上に計画的に勉強していく必要がありそうです。