安心してアーリーリタイアを迎えたいのであれば、不労所得はあった方が良いと思います。今の金融資産は1億円を少し超えたくらいですので、年利4%の利回りがあれば、年間400万円の不労所得を得る事が出来ます。
もちろん、不労所得が少なければ負担のかからない程度で働く「セミリタイア」も1つと思います。アーリーリタイアではありませんが、会社でも65歳を過ぎても社会との繋がりを持つために、週に2~3日は働いている方もいます。
ただ仕事が何時もあるとは限りませんし、現在の様にコロナ禍の影響で失業者が増えますと、中高年男性が働くにはかなりハードルが高いと思います。最も良いのは、
生活費 < 不労所得
の状態に達する事が出来れば、失業しても資産を減らすことなく不労所得で生活する事ができます。
2020年の不労所得はどうだったか
実を言いますと、今まで年間どの位不労所得が得られているのか、計算した事がありませんでした。各金融商品の見込み配当金を大まかに計算し、全金融資産の利回りがどの程度あるのか確認する程度でした。
以下が2020年の税引後の不労所得(キャッシュフロー)です。海外資産は、2020年12月末時点の為替レートで日本円換算しています。ちなみに外貨で受け取った配当金は、日本円にせず、そのまま再投資に回しています。
普通預金や外貨預金の金利収入は僅かなので入れていませんが、90万円を少し下回る位です。今の金融資産残高(1.1億円)から考えますと、利回り0.8%しかありません。
私の金融資産に占める普通預金や外貨預金の比率が40%であり、これらは殆ど利子が付きませんので、利回り低下の要因になっているのでしょう。
また国内資産の内、かなりソフトバンク社債の配当金比率が高い事が分かります、ソフトバンク社債は、2024~2026年に満期を迎える予定です。
ソフトバンク社債の満期後は、不労所得がかなり減少する見込みであり、「これは将来マズいな…」と考えた結果、数年前から米国株や米国ETFを購入しています。
たった「年間90万円」と思われる方もいらっしゃると思いますが、月に7~8万円の副収入があると考えますと、結構気持ちに余裕が出来ます。月に7~8万円ならば、今住んでいる家賃分は確保できている事になります。
私の勝手な妄想かもしれませんが、「家賃分が払えるのであれば、後は生活費だけでも稼げば、十分生活できるな…」と思います。これが月10万円、15万円…と増えて行けば、更に気持ちに余裕が出るのでしょう。
目標との乖離と今後
以前紹介したことがありますが、私が目標とする金融資産と不労所得は、
・金融資産 : 2億円
・不労所得 : 400万円/年(税引き後)
・達成年 : 2025年12月末(私が50歳)
となっています。達成年まで5年しかありませんので、不労所得を増やすのであれば、より高利回りの金融商品を探す必要があります。ただし今はコロナ後の金融緩和で多くの金融商品が高値を付けており、よりよい金融商品を探すのが難しい状況です。
またワクチンが出来たとは言え、コロナはまだ収まる気配がありませんので、景気悪化の状態は引き続き続くかもしれません。株価暴落が何時来るか分かりません(来ないかもしれませんが)が、暴落時に購入できるよう、キャッシュはある程度確保しておいた方が良いでしょう。
投資に「空振り三振は無い」と言いますので、次の投資の機会をじっくり待ち、今は米国ETFの定期定額買い付けをして、キャッシュフローを少しずつ増やそうかと考えています。