長期投資と趣味を増やしてアーリーリタイアを。

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定年後の働き方 会社の再雇用制度について

 私はアーリーリタイアを目指しているので、今の所60歳の定年まで今の会社で働く事は考えていません。しかし最近私を含めて周りの人も気が付かない内に年を取っており、毎月出る辞令を見て「えっ、この人もう定年なのか。」と思う時があります。

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 部署長をしていた時は、多い時で毎年2~3人の定年退職者がいましたので、その度に定年慰労会をしていました。

 

 昔は60歳定年を区切りとして、会社を去るのが普通でしたが、今は本人が希望すれば65歳まで働けます。年金制度が変わった事もあり、最近殆どの方が65歳まで再雇用を選択されます。

 

定年退職後の再雇用制度について

 定年後に働く(再雇用)かは、本人の意思で決まります。噂では業務態度に問題があった人は、会社の方から再雇用を断る事も有る様ですが、実際にその様なケースは見たことはありません。

 

 部署長として働いた経験では、会社は定年3年前から準備をします。57歳位で年に1回行う面談で、再雇用を選んで会社に残るのか、60歳で退職するかの意思確認をします。

 

 この時確認した結果で、その後の部署の人員配置を考えます。60歳で退職をするのであれば、人員計画を見直す必要があり、人事部へ3年後の1名増員をお願いしなければなりません。

 

 「退職したら人を雇えば良い。」と考えられるかもしれませんが、人事部も中途採用の応募をかけなければなりませんし、新人も入社配属後即戦力とは行きませんので、人員配置を見ながら教育計画を作る必要があります。

 

 社内でも再雇用したシニア社員を人員(戦力)にカウントするか、しないかを偶に話題にする事があります。ただ今の60歳は元気ですし、知識も経験もあるシニア社員は、私の会社では貴重な戦力と思います。

 

 57歳での意思確認後、60歳までの3年間で気持ちが変わる人がいますが、それは仕方がない事と思います。また再雇用して65歳まで働くと言っていたとしても、63歳位で退職する人もいます。

 

 また定年1年半前に、人事部から正式な再雇用制度の希望調査票が送られてきます。再雇用を希望するのであれば、「希望する」を選択し、そうでないのであれば「希望しない」を選択し、本人がサインして提出します。

 

 ちなみに定年直前にも同じような書類(最終確認)が来ます。意思が変わっていないの出れば、1年半前と同じ回答をする事になります。

 

定年後の給与とボーナスについて

 60歳定年後は、給与とボーナスがかなり落ちる事になります。実際に彼らの給料を見たことは無いのですが、現役時代の40~60%になるそうです。

 

 ちなみにシニア社員の給与制度は、一般職及び管理職も似たような感じになっており、全員一律ではなく、大まかに3段階に分かれているようです。

 

 定年後の働き方は、給料がかなり落ちるので、今まで通りバリバリ働く人はいません。ただ定年後とはいえ、その人が持っている能力や会社への貢献度には違いがありますので、給与格差は必要と思います。

 

 管理職のシニア社員の給料は良く分かりませんが、一般職の場合、上位と下位の給料は、月10万円も違います。またボーナスも1回当たり5~10万円違いますので、年収は100万円以上の格差があります。

 

 最低評価の人はあまりいませんが、限られた範囲の仕事しかできず、会社への貢献度も低い(低かった)事を考えると仕方が無いと思います。

 

 一方、最高評価をもらう人も多くはありませんが、一般職でありながら部署のリーダーとして管理職をサポートしたり、高い技術力を持って若手育成したり、と会社への貢献度が大きい人もいます。

 

 最高評価をもらう人は、60歳以降も若手や中堅社員の良き相談相手になる為、65歳まで働いて欲しい人材と言えます。

 

 人によっては、高い専門知識を持ちながら、「官庁や他社と強いパイプを持っている」方もおり、数は少ないですが、会社側からお願いして65歳以降も働いて頂く方もいらっしゃいます。

 

 65歳以降の給料がどうなっているか分かりませんが、70歳近くでも元気に働いている姿を見ると、偶に「アーリーリタイア」するのが申し訳ないな、と思う時があります。

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