以前の記事で、資産を築くのは固定費を下げるのが必要と書きました。特に住居費については、寮や社宅制度がある会社を選ぶ有効性について紹介しました。
ただ近年では企業業績が不透明なため、会社の福利厚生は縮小傾向にあると思います。実際、私の会社でも10年以上前は利用できた福利厚生が少しずつですが、少なくなっています。
また寮や社宅については、設備を持っている会社は良いのですが、都会のような土地や建物が高い地域では、そのような福利厚生を確保するのは困難でしょう。
今まで私が利用した福利厚生について紹介してみます。会社の組合事務所や総務には、調べてみると知らない福利厚生があるようです。
イベントや遊興施設のサービス券
年に数えるほどですが、モーターフェスティバルや地元の農産物を販売する祭りの招待券が配られることがあります。モーターフェスティバルは、各自動車会社が広い施設を借りて、最新の車を展示するイベントです。
都会のモーターショーの様に華々しいイベントではありませんが、展示車に乗ったり、触ったりすることが出来ます。更にアンケートに答えて景品をもらえるので、各社のブースに行って、色々な物をゲットしています。
特に前回のモーターフェスティバルでは、車の購入検討をしていたので、購入したシエンタの競合であるホンダのフリードを比較する事ができ、良かったです。
車ばかりで子供が飽きる事もありますが、小学校低学年までならばそれなりに楽しめるようで、週末の軽いイベントとして毎年足を運んでいます。
イベント系の招待券以外では、夏に使えるプールの割引券も会社で配っています。ただ元の値段が高いので、行く人が少なくいつも余っているようですが…。
保養所
会社が所持、提携している宿泊施設についてです。私の会社では、この数年保養所の数が減っています。昔は会社の近くに社員だけが利用できる保養所があったのですが、閉鎖されてしまいました。
昔妻と閉鎖される前の保養所に泊まりに行った事があります。1人7千円で1泊2食付きで食事は食べきれないくらいの料理が出てきました。施設もきれいで食事の味も良かったので、閉鎖されたのは非常に残念です。
今は関東地域だけに保養所が残っており、これらの施設は遠く、主に利用しているのは東京の社員だけの様で、私も利用したことがありません。
他には提携しているホテルがあり、社員は比較的安く利用できるようですが、今ではネット予約で安くて便利なホテルが沢山あるので、お得感は余り無いようです。
保養所は定期的に社内研修会等で利用しているようですが、固定費もかかるので恐らく将来的には無くなるのでしょう。
お風呂(番外編)
これは特別な事例です。私が働いている会社は製造業であり、仕事をする時に従業員は作業着に着替えます。ちなみに作業着に着替える更衣室には、従業員用のお風呂があります。
お風呂は通常デスクワークの人は利用せず、現場での汚れや汗を流すために主に現場の従業員が利用します。
以前、私は現場の管理者をしていました。管理者とは言っても、現場に行ってトラブル対応する事もあります。また夜遅くまで働くため、家でお風呂に入らず、会社のお風呂を利用していました。
特にお風呂代をケチっていたのではないですが、会社のお風呂は広く、お湯の量を気にせず使えてのは良かったです。同じ感覚で家でお風呂に入ると、偶に妻から小言を言われることも…。
近年福利厚生は縮小されつつあるかもしれませんが、会社には意外に知らない福利厚生があったりします。