完全リタイアならば、基本的には働かないと思いますので、資格は不要と思います。今回は、セミリタイア後の負荷のかからない程度で働く事を想定しており、これは使えるのではないか?という資格を書いています。
ただしこれは私の勝手な想像なので、世間で本当に使える資格であるかは分かりません。また医師、弁護士、公認会計士など資格取得が困難なものは省いています。
後々紹介するかもしれませんが、私も国家資格と言える資格を幾つか持っています。ただし、世間一般では大体役に立たないものばかりでリタイア後の仕事で果たして使えるか疑問です。
大型自動車免許
運転免許関係は、今後自動運転技術が発達して不要となると考えられ、将来無くなる可能性のある職業かもしれません。
ただ自動運転になっても暫くは何かあった時に手動運転できるように、運転手は必要ではないかと自分に都合の良い想像をしています。
私が働く会社周辺では、沢山の大型トラックを近距離輸送に使っています。その中で高齢化に伴うトラックドライバー不足の問題があるようです。
大型トラックというと「長距離輸送」のイメージがありますが、近距離(土砂運搬、社内物流など)でも結構需要があるようです。
ただし給与は高くなく、私が知っている運送会社では、20日間/月に働いても15万円位しかもらえない様です。また何時も仕事が有る訳ではなく、全く仕事が無い時もあるようで、安定した給与が望めないようです。
おそらく給料が安く不安定である為、若者に不人気でドライバー不足を招いているのでしょう。セミリタイアした人ならば、無理せずある程度働くだけで良いので、都合が良いと思いますが。
フォークリフト運転免許
大型自動車の搬送業務とセットで使われる資格と思いますが、フォークリフトは倉庫内作業では有利に働く資格と思います。
昔会社で年配の方が定年前に数日間年休を取っていたので、休み明けにどうしたのかと聞いた所、フォークリフトの資格を取りに行ったと言われました。
その方はいわゆる現場のベテラン者で、しかも多くの国家資格を所持しており、今更フォークリフトの資格(所持している方、すいません)を取る必要性が分かりませんでした。
その人から「私は幾つか国家資格を持っているが、これらは定年後に働く際には全く役に立たない。それよりフォークリフトの方が実務で役に立つ。」と言われたのには、驚きました。
事実求人情報誌を見ると、倉庫内作業の求人は何時もある程度の需要があるようで、フォークリフトの免許を持っていると優遇されることが分かりました。
危険物取扱者(甲種、乙4種)
これは私が持っている資格で唯一使えそうな資格です。ガソリンスタンドで働くのであれば、持っておくと有利な資格でしょう。
今はセルフのガソリンスタンドが多いでしょうが、料金支払機の清算やスタンド内の清掃などがある為、無人化という訳にはいかないです。
しかも24時間営業となると、夜中でも人が常駐する必要があります。危険物取扱者の免許の中でも、ガソリンや軽油を取り使うことが出来る乙4種はガソリンスタンドでは必須の資格でしょう。
これから先電気自動車が増えてガソリン車が無くなれば、需要が少なくなる資格と思いますが、電気自動車に電気を充電する設備の整備を考えると、しばらくガソリンスタンドは維持されるだろうと考えています。
今回は3つに絞って紹介しましたが、他には電気工事士など実務経験は必要ですが、リタイア後も使えそうな資格も色々あると思います。