コロナショック直後は、日経平均やダウは30%以上値下がりしましたが、現在大分値を戻しました。しかし、この2日ほど経済の見通しが暗いという事で、また少し下げています。
また反転して上昇し続けるのか、また多くの人が期待(?)しているように、二番底があるのか全く予想できません。
そもそも全世界でコロナウィルスが蔓延しており、経済活動がかなり低下しているのにも関わらず、株価が上昇するのは理解が出来ないのですが…。
各国財政支出で株価を下支えしているのであれば、インフレのリスクもあり、健全な株価を示していないと私は考えます。一方で暴落時は、投資を待っていた人からすると、絶好のタイミングと思います。
今回暴落時に購入した米国ETFについて、今までの投資経緯を含めて紹介します。
過去の失敗から…
今から約20年前、当時のイー・トレード証券(現在のSBI証券)で最初の株式投資をしました。事前に本を沢山読み、勉強しましたが、株式投資初心者でその当時は『日本株』しか選択肢はありませんでした。
丁度その頃ITバブルがはじけた後で、株価だけでなく土地なども低迷していたと思います。タイミングよく、リーマンショック前までの約5年間は購入した株が全て上昇しました。
その後はご存知の様に、リーマンショックの影響を受けて資産の約20%を減らしました。またJAL(日本航空)の倒産と東京電力のトラブルで、正にトリプルパンチの散々な目にあいました。
投資の失敗については、過去の記事をご覧ください。
< 日本航空>
今考えると、もっと早く損切りするべきだったと思います…。
<東京電力>
想定出来ない事が起きた~。今でも塩漬けされたままです。
記事も含めて投資で多くの失敗をしています。会社の財務諸表などを見て、それなりに検討しているのですが、はっきり言って投資が下手で、向いていなかったのでしょう。
リーマンショックと上記投資の失敗により、一時は自分の資産を見るのがいやで、そのまま何もせず放置していた時期があります。
ただ流石に失敗から何も学ばないのは進歩がなく、アーリーリタイアも達成できないと考え、リスクを下げるために他の金融商品について勉強し、少しずつ外貨や債券を購入し、更に米国ETFの購入準備を進めていました。
米国ETFを購入した理由
失敗ばかりしているように見えますが、うまくいった投資ももちろんあります。ただ個別株は、どの様に対応しても価格がゼロになる(=倒産する)リスクは回避できません。
その点ETFは数多くの株を寄せ集めた金融商品であり、いくら暴落しても価格がゼロになる可能性は、ほぼありません。
またアメリカでは数多くのETFが販売されており、昔は購入不可能であった商品がネット証券で簡単に購入する事が出来ます。
為替リスクもありますが、米国ETFの利回りは大体2~5%あり、倒産のリスクが無く、ドルコスト平均法の様に時間をかけて購入すると、更にリスクを下げることが出来ます。
一方株価値上がり(キャピタルゲイン)を狙う投資家であれば、正に "退屈な投資" になりますが、着実に配当金(インカムゲイン)を得たいのであれば、良い投資と私は考えています。
アメリカは日本含む他の先進国と異なり、人口が増えている数少ない先進国で、常にイノベーションを起こし、この先の経済も拡大すると考えています。
イノベーションを起こす国は他にもあり、技術で追い越される日が来るかもしれません。ただ人口増加は現実であり、経済にとってプラス材料になると思います。